引退から1年後に処分を受けたコエントラン氏。現在は漁師 [写真]=Getty Images
レアル・マドリードなどでプレーした元ポルトガル代表DFファビオ・コエントラン氏が、引退から1年後に処分を受けたようだ。11日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
同紙によると、2021年4月にコエントラン氏が所属していたリオ・アヴェとボアヴィスタの試合終了後、事件を起こしたとのこと。これによって、ポルトガルサッカー連盟(FPF)はコエントラン氏に850ユーロ(約12万円)の罰金と1試合の出場停止処分を科したと伝えている。
FPFは声明で、「事件の日から最終決定までの間に、486日が経過し、懲戒審問から懲戒委員会が発行した最終決定まで8日が経過した。特定のスポーツ選手がプレーをやめたという事実は、彼のプレーキャリアの間に犯された懲戒違反に対する彼の責任の可能性を排除するものではない」とリリースしている。
現在34歳のコエントラン氏は、リオ・アヴェの下部組織出身。2007年夏にベンフィカへと移籍し、2011年にはR・マドリードに活躍の場を移すと、同郷クリスティアーノ・ロナウドと左サイドでコンビを組み、2011-12シーズンのラ・リーガ優勝に貢献した。2021年夏に現役を退いている。
ちなみに、コエントラン氏は現在、漁師に転身しているとのこと。これは昔からの夢だったようで、ポルトガルのYouTubeチャンネル『エンパワー・ブランズ(Empower Brands)』にも以下のように語っている。
「これは他の仕事と似たようなものだ。それだけではなく、海は美しいし、我々にはそれが必要だ。多くの人が考えるように、海での生活は恥ずべきことではない。父はボートを持っていて、子供の頃は一緒に釣りに行っていた。自分の人生は海と釣りだ」
思わぬ形で、再びその名前が聴かれることとなったコエントラン氏。今度は処分ではなく、海の男としてコエントランの名を響かせたいところだが。
By サッカーキング編集部
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