デレのトルコ行きが近づく [写真]=Getty Images
エヴァートンのイングランド代表MFデレ・アリが、ベシクタシュ移籍間近のようだ。25日、移籍市場に詳しいジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が自身の『Twitter』で報じている。
報道によると、デレはベシクタシュへのローン移籍で、クラブ間・個人共に合意に至ったとのこと。すでにメディカルチェックも完了しており、正式発表は近づいていると見られる。
また、移籍形態は2023年6月末までの1年間のローン移籍で、800万ポンドの買い取りオプションも付帯しているとロマーノ氏は併せて報じた。
ベシクタシュは昨シーズンのシュペル・リグ(トルコ国内リーグ)を6位で終えている。この夏はオランダ代表FWワウト・ウェクホルストやモロッコ代表DFロマン・サイスなどのプレミアリーグ経験者を補強し、巻き返しを図る。
現在26歳のデレは、ミルトン・キーンズ・ドンズ(MKドンズ)の下部組織出身。2015年夏からトッテナムでプレーし始めると、当時のマウリシオ・ポチェッティーノ監督のもとですぐにブレイク。2016-17シーズンには18ゴール9アシストを記録し、チームの2位フィニッシュに貢献。しかしながら、ここ数シーズンは本領を発揮出来ず、2022年冬にエヴァートンへと移籍。だがここでも苦しい時間を過ごし、初スタメンは最終節のアーセナル戦となっていた。
ちなみに、2016-17シーズンよりユニフォームネームをこれまでの「Alli」から「Dele」に変更している。背景には、劣悪な環境での幼少期を過ごす原因となった両親への対抗心があるとされており、「(「アリ」という苗字は)自分に関係あるものとは考えられない。より自分自身を表す名前として「デレ」を選んだ」とも語っていた。
将来を嘱望されながら、難しい時間が続いているデレ。初となる海外移籍で、輝きを取り戻せるのか。
By サッカーキング編集部
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