(左上から)MFマタ、FWイカルディ、FWラシカ、FWデミル、DFマティアス・ロス [写真]=Getty Images
ガラタサライは8日、元スペイン代表MFファン・マタやアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディら5選手の加入を発表した。
発表によると、U-21デンマーク代表DFマティアス・ロスとMFファン・マタ、オーストリア代表FWユスフ・デミルの3選手は完全移籍加入。その一方で、パリ・サンジェルマン(PSG)からFWマウロ・イカルディが、ノリッジからコソボ代表FWミロト・ラシカがレンタル移籍加入することを伝えている。
2001年1月15日生まれのマティアス・ロスは現在21歳。デンマーク北部オールボーで産声をあげたマティアス・ロスは、同都市を本拠地とするオールボーBKの下部組織へと入団した。2018年にトップチームデビューを果たすと、在籍5シーズンでクラブ公式戦通算104試合に出場し8得点を記録。また、各年代のデンマーク代表にも選出されている。なお、ガラタサライとは4年契約を締結した。
1988年4月22日生まれのマタは現在34歳。レアル・オビエドとレアル・マドリードの下部組織を経て、2007年にバレンシアへと加入した。2007-08シーズンのコパ・デル・レイ(国王杯)優勝に大きく貢献したマタは、4シーズンに渡るバレンシアでのプレーの後、2011年夏にチェルシーへと移籍。ロンドンの地では“ビッグイヤー”戴冠などを経験すると、2013年夏にマンチェスター・Uへと活躍の場を移した。在籍9シーズンでクラブ公式戦通算285試合に出場し51得点47アシストを記録。しかしながら2022年6月、2021-22シーズン限りで同クラブを退団することが発表されていた。なお、ガラタサライとは1年契約を締結し、1年間の延長オプションも付帯している。
2003年6月2日生まれのデミルは現在19歳。オーストリアの“古豪”ファースト・ヴィエナの下部組織から“名門”ラピード・ウィーンの下部組織へと移籍した。母国の地で成長を重ねた同選手は2019-20シーズンにトップチームデビューを飾ると、その存在はすぐさま欧州全土に知れ渡る。“オーストリアの新たな神童”として脚光を浴びたデミルは2021年夏、バルセロナにレンタル移籍加入。ラ・リーガデビューを果たしたものの、2022年1月にレンタル移籍の打ち切りが発表されていた。なお、ガラタサライとは4年契約を締結した。
1996年6月28日生まれのラシカは現在26歳。FCヴシュトリア(コソボ)の下部組織出身で、2013年にトップチームデビューを飾った。2015年夏にはフィテッセへとステップアップすると、クラブ公式戦通算100試合で15得点24アシストを記録する。オランダでの活躍が評価された同選手は、2018年夏からプレーしたブレーメンを経て、2021年夏にノリッジへと加入。プレミアリーグ初挑戦ながら31試合に出場したものの、チームは2部降格の憂き目に遭っていた。
1993年2月19日生まれのイカルディは現在29歳。バルセロナの下部組織からサンプドリアの下部組織へと移籍した同選手は、2012年5月にトップチームデビューを飾った。翌2012-13シーズンにはチーム内得点王となる10ゴールをマークすると、2013年夏にインテルへと加入。2度のセリエA得点王に輝くなど、在籍6シーズンで公式戦通算124得点を記録する。2019年夏からPSGでプレーするイカルディは、2021-22シーズンのリーグ・アン24試合に出場し4ゴールを挙げていた。
2018-19シーズン以来のスュペル・リグ制覇に向けて、トルコの移籍市場最終日に経験豊富なベテランや新進気鋭の若手選手らを獲得したガラタサライ。果たして、5選手はどのような活躍を見せてくれるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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