得点を工藤氏に捧げたブリズベン・ロアーの選手たち [写真]=Getty Images
元日本代表FW工藤壮人氏の訃報を受け、古巣のバンクーバー・ホワイトキャップス(MLS)とブリズベン・ロアー(オーストラリア)が哀悼の意を表した。
テゲバジャーロ宮崎に所属していた工藤氏は、今月3日に水頭症と診断されると、11日に手術を受けて療養していたものの、その後容体が悪化。17日からICUでの治療に専念していたが、21日に32歳の若さで亡くなった。
柏レイソル、サンフレッチェ広島、レノファ山口FCにも在籍した工藤氏は、2016シーズンにバンクーバー・ホワイトキャップスでプレー。同クラブ公式サイトを通じて声明を掲載し、「バンクーバー・ホワイトキャップスFCは、工藤壮人氏の逝去を悼んでいます。工藤氏は、知り合ったすべての人に愛されていました。彼は優しく、気品があり、その笑顔は部屋を明るくしてくれました。工藤氏のご家族、ご友人の皆様には、心よりお悔やみを申し上げます」と、哀悼の意を表した。
2020年12月〜2021年8月に工藤氏が在籍していたブリズベン・ロアーは、クラブ公式サイトにウォーレン・ムーン監督のコメントを掲載した。
「ブリスベン・ロアーの皆と同様に、元チームメイトであり、友人である工藤壮人氏が亡くなったという昨夜のニュースに深く悲しんでいます。彼はとても素晴らしい性格で、毎朝いつもにこやかな笑顔でトレーニングに参加していました。彼の逝去はとても惜しまれるものであり、この悲しい時に彼の奥様と幼い娘さんに心を寄せています」
また、MF檀崎竜孔らブリズベン・ロアーの選手たちは、22日に行われたウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦(1-1)で喪章をつけてプレー。試合前には工藤氏への黙祷も捧げられた。
1度目の期限付き移籍時に工藤氏とチームメイトだった檀崎は、自身のInstagram(riku_danzaki)を通じて、「あなたと過ごした時間は、永遠に僕の心の中にあります。『工藤壮人』という人間に出逢えて本当によかったです。ありがとうございました。ゆっくり休んでください」と工藤氏への感謝を綴っている。
By サッカーキング編集部
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