2月から始まった長いリーグ戦もいよいよ最終節。アルビレックス新潟シンガポールは、ゲイランインターナショナルFCを相手にアワタンピネスハブに乗り込んだ。
2試合前に優勝を決めたアルビSだが、最後までチャンピオンらしい戦いを見せられるように戦う。
GKには今シーズン初出場となる21番のハイロニザムが先発。左サイドバックには三本木達哉が、右サイドハーフには前回途中出場でキレのある動きを見せたニッキーが入った。
相手も今年のチャンピオンを倒そうと気合十分。試合開始から前線よりプレッシャーを掛けてくる。
4分、出津真哉のフリーキックのこぼれ球から角田薫平がシュート。うまくミートしなかったものの田中幸大が抜群の嗅覚で反応し、少し触ってコースを変える。ボールはゴールへと向かったがラインの手前でクリアされゴールとはならない。
5分、出津がロングボールを供給し田中がヘッドで落とすとイルハンがシュート。これはうまくミートしなかったが序盤から攻めたてて先制点を狙う。
相手は奪ったら素早く、長身FWのズズにボールを渡すが アルビSの守備陣は落ち着いて相手の攻撃を遅らせ、決定的なチャンスを作らせない。
37分、杉田将宏の左足のクロスがファーサイドへ上がるとフリーのイルハンがヘッド。高いボールにうまく合わせるが惜しくも枠の上に外れる。
お互い決定的なチャンスまでは至らず0-0のまま前半が終わる。
後半に入り左サイドバックの三本木に代わり怪我明けの豊村翔吾が入る。長い怪我から復帰し今シーズン初出場となった。
61分、杉田が縦突破し、ニアへ低いクロス。田中がフリーで合わせるがこれはGK正面。後半頭からアルビSが押し込む。
63分、ロングボールへの対処ミスの隙を突かれ、相手のズズに抜け出されるとエリア内でファールを犯してしまい、PKを献上する。 これをズズに決められ先制点を許す。
先制点を許したものの、焦ることなく落ち着いてボールを持って攻め込むアルビS。74分、杉田が小林幹とのワンツーで左サイドを抜け出すと、クロスからファーで合わせたのは田中幸大。得意のヘディングをゴールに叩き込み同点とする。田中はシーズン33ゴール目を記録した。
最後まで攻め続けるアルビS。しかし相手の固く閉ざした守備をこじ開けることはできずに1-1のドローでリーグ最終戦は終了した。
試合後には設立初年度でリーグ戦2位となった女子チームと、リーグチャンピオンを獲得したトップチームのセレブレーションが行われ、クラブの歴史に新たな1ページを刻み込んだ。
来週27日からは中断期間なくシンガポールカップがスタート。2冠を目指し選手たちはシーズン終了まで走りきる。
【日時】
2022年10月21日(金) 19:45キックオフ
【対戦相手】
ゲイランインターナショナルFC
【会場】
アワタンピネスハブ
【スコア】
ゲイランインターナショナルFC: 1
アルビレックス新潟シンガポール:1
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
46′ 三本木 達哉→豊村 翔吾
65′ イルハン→李忠成
78′ ニッキー メルヴィン シン→深澤 奏人
■次節の予定
2022 シンガポールカップ 予選(ホーム)
2022年10月27日(木) 19:45キックオフ
VS ヤングライオンズ
@ジュロンイーストスタジアム
By サッカーキング編集部
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