セルティックに移籍した岩田智輝 [写真]=金田慎平
セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が、1月の新戦力となる日本代表DF岩田智輝に言及した。1月1日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えた。
現在25歳の岩田は大分トリニータの下部組織出身。2021年に横浜F・マリノスへと完全移籍し、同シーズン途中までポステコグルー監督の下でプレーした。2022シーズンは横浜FMの明治安田生命J1リーグ優勝に貢献し、DF登録の選手としては16年ぶりとなるJリーグの年間最優秀選手に輝いた。
そんな岩田は、2023年1月1日から同6月9日までの期限付き移籍でセルティックに加入。契約には買い取りオプションが含まれており、シーズン終了後に長期契約を結ぶ予定だ。
ポステコグルー監督は岩田について、「彼は本当に良いサッカー選手だ。いろいろなポジションをこなすことができ、トレーニングにも熱心に取り組む。先発メンバーだけでなく、チーム全体の質を高めてくれる選手だ。彼は常にハードワークし、向上するタイプの選手なので、年間最優秀選手の選出は驚くことではない」とそのプロ意識を称賛。次のように言葉を続けた。
「智輝を獲得できて本当に嬉しい。彼は私がよく知っている選手の一人だ。本当は1年前から連れて来たかった選手の一人なのだが、私たちはすでに前田大然を(2022年1月に)獲得していた。横浜FMへのリスペクトを表して、立て続けに引き抜くのは断念した。それでも彼は『今年は絶対に(海外へ)出る』という決断をしてくれた」
「確かに、他の日本人選手が彼の適応を助けてくれることは間違いない。それでも、智輝はいつか海外に出ると分かっていたから、英語の学習に取り組んでいた。今の選手たちは、環境に関係なく、海外移籍の準備をしている人が多いんだ」
By サッカーキング編集部
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