セルティックFW前田大然にプレミア移籍の可能性浮上…サウサンプトンが関心か

　セルティックに所属する日本代表FW前田大然にサウサンプトンが関心を示しているようだ。8日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　現在プレミアリーグでは6連敗を喫するなど、7試合未勝利となり第18節終了時点で最下位となっているサウサンプトン。後半戦の巻き返しに向けて、すでにディナモ・ザグレブからクロアチア代表FWミスラヴ・オルシッチの獲得を発表しているものの、昨年11月から指揮を執るネイサン・ジョーンズ監督は今冬の移籍市場で3〜4人の新戦力獲得を望んでいることを明言している。

　そんななか、サウサンプトンはロリアンに所属するナイジェリア代表FWテレム・モフィに関心を示し、獲得に向けて1500万ポンド（約24億円）のオファーを提示したが、ロリアンが2500万ポンド（約40億円）を要求していることからこのオファーは拒否されたという。

　そこで報道によると、サウサンプトンはFIFAワールドカップカタール2022で好パフォーマンスを披露した前田に関心を示しているという。なお、過去に同クラブはセルティックからオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクや元ケニア代表MFビクター・ワニアマ、スコットランド代表MFスチュアート・アームストロングらを獲得して成功を収めており、前田にも加入する可能性が浮上しているようだ。

　現在25歳の前田は山梨学院高校から2016年に松本山雅FCへと加入。2019－20シーズンにはポルトガルのマリティモへの期限付き移籍も経験した。2020年夏から横浜F・マリノスでプレーし、2021シーズンの明治安田生命J1リーグでは23ゴールを挙げ、レアンドロ・ダミアン（川崎フロンターレ）と並んで得点王に輝いた。

　2022年1月に買い取りオプション付きのレンタル移籍でセルティックに加入すると、同年7月に完全移籍となった。今シーズンはここまで公式戦27試合に出場し、6ゴール5アシストを記録。また、日本代表ではカタールW杯メンバーにも選出され、3試合出場で1ゴールを記録した。サウサンプトンから関心を持たれているようだが、果たしてプレミアリーグでプレーすることになるのだろうか。