ポルトガル代表の新監督に就任したロベルト・マルティネス氏 [写真]=Getty Images
ポルトガルサッカー連盟(FPF)は9日、同国代表の新監督にロベルト・マルティネス氏が就任したことを発表した。スペイン紙『アス』によると、契約期間は2026年に開催されるFIFAワールドカップ終了までの約4年間となっている。
ポルトガル代表はFIFAワールドカップカタール2022でベスト8敗退。これを受けFPFは先月15日に、2014年から同国代表を率いていたフェルナンド・サントス監督の退任を発表していた。
スペイン出身で現在49歳のマルティネス氏は、現役時代にレアル・サラゴサやウィガン、マザーウェル(スコットランド)、スウォンジーなどでプレー。2007年の現役引退後は指導者に転身し、スウォンジーやウィガン、エヴァートンの監督を歴任した。2016年8月にベルギー代表の監督に就任すると、FIFAワールドカップロシア2018ではチームを3位入賞に導いた。
しかし、力の高齢化が進むなか、2021年に開催されたEURO2020では準々決勝で敗退。カタールW杯でも世代交代に失敗した影響が響き、ベルギー代表は24年ぶりに主要国際大会でグループステージ敗退となった。
ポルトガル代表の指揮官に就任したマルティネス氏は、FPFの公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「ここに来ることができてとても嬉しいし、世界で最も才能あるチームを指揮できることを光栄に思う。初めてFPFの会長や役員に会った時から、これは私が望んでいたプロジェクトだと実感した。大きな期待や達成すべき目標があることは分かっている。同時に、目標を達成するための素晴らしい人材が集まっていることも理解している」
「代表チーム内で競争力をつけることが重要だ。ポルトガル代表は常に全てを勝ち取るという意志を持たなければならない。そのためには戦術的柔軟性を持った近代的チームになる必要がある。戦術やシステムは選手によって異なるが、それぞれの選手の能力を最大限引き出すことが私とテクニカルチームの仕事だ」
By サッカーキング編集部
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