オランダ代表FWウェクホルストがマンU移籍へ前進 [写真]=FIFA via Getty Images
マンチェスター・Uは、ベシクタシュに期限付き移籍中のオランダ代表FWワウト・ウェクホルスト獲得に前進したようだ。10日、イギリス紙『ガーディアン』が報じている。
同クラブは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド退団などもあり、前線の選手層が薄い状況。エリック・テン・ハフ監督もチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に向けて、新たなセンターフォワードとの契約を希望しているが、予算が限られていることもあり、今季終了までのローン移籍で獲得可能な選手を探していた。
同紙によれば、ウェクホルスト獲得を巡ってマンチェスター・Uとベシクタシュが口頭合意に至ったとのこと。ローン移籍の早期終了のため、マンUが270万ポンド(約4億円)の補償費を支払うという条件で取引成立に向かっていると伝えられている。
ただし、この取引は現時点で完全に合意した訳では無いこともまた事実。ベシクタシュが後釜であるFWを獲得出来た場合にのみ、完全成立となる見込みで、同クラブの本命ターゲットは、アル・ナスルのカメルーン代表FWヴァンサン・アブバカルの模様。同選手は、サウジ・プロフェッショナルリーグの外国人選手枠の関係で、C・ロナウドに押し出される形での退団が有力視されている。
現在30歳のウェクホルストは、母国オランダのエメン、ヘラクレス、AZでプレーした後、2018年夏にヴォルフスブルクへと移籍。加入後の3シーズンで2桁ゴール(17、16、20)をマークするなど、高い得点能力を存分に発揮し、一躍ブンデスリーガ屈指のストライカーへと成長。2022年冬にはバーンリーに移籍するも、プレミアリーグで本領を発揮出来ず、チームを降格の危機から救うことは出来なかった。今季はベシクタシュに期限付き移籍し、国内リーグ全16試合に先発して8ゴールを記録するなど、ブンデス時代の輝きを取り戻しつつある。
また、オランダ代表には2018年3月23日の親善試合・イングランド代表戦でデビュー。2021年以降は代表に定着し、EURO2020でも全4試合に出場。FIFAワールドカップカタール2022でも代表にエントリーされ、準々決勝のアルゼンチン代表戦では起死回生の2ゴールを挙げる活躍を見せた。
半年ぶりのプレミア復帰が現実味を帯びてきたウェクホルスト。バーンリー時代は不発に終わったが、マンチェスターの地でリベンジとなるだろうか。
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By サッカーキング編集部
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