ジェラード氏がポーランド代表監督に? [写真]=Getty Images
10月にアストン・ヴィラの監督を解任されたスティーヴン・ジェラード氏だが、その姿がまたベンチで見られるかもしれない。10日、イギリス紙『デイリー・メール』とポーランドメディア『Meczyki』が報じている。
報道によると、ポーランド・サッカー協会(PZPN)が、新たな監督候補としてジェラード氏に白羽の矢を立てたとのこと。すでに本人にはオファーを提示済みで、ジェラード氏自身も受け入れを検討していると伝えられている。
ポーランド代表は、2022年初頭にチェスワフ・ミフニェヴィチ監督が就任し、FIFAワールドカップカタール2022欧州予選のプレーオフ・パスBではロシアとの準決勝を不戦勝でパスし、ホームでの決勝はスウェーデンを破って本大会へ進んだ。本大会ではベスト16に進出したものの、ミフニェヴィチ監督とは大会後、契約を更新しなかった。
なお、PZPNはジェラード氏の前に、元ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督招聘も検討していたとのこと。しかし、9日にマルティネス氏はポルトガル代表監督への就任を発表したため、この線は立ち消えとなった。
ジェラード氏はリヴァプールの下部組織出身で、1998年夏にトップチームへ昇格。2015年夏にロサンゼルス・ギャラクシーへ移籍するまでの17シーズンで、チャンピオンズリーグ優勝など数々のタイトル獲得に貢献。プレミアリーグでは通算504試合に出場し、121得点をマークしている。イングランド代表でも2000年の代表デビュー以降、3度のワールドカップ出場を含め、114キャップを記録した。
引退後は指導者の道へと進み、リヴァプールの下部組織で監督経験を積んだ後、2018年からレンジャーズの監督に就任。2020-21シーズンにはセルティックの連覇を終わらせ、破産で4部降格も経験したレンジャーズに栄光を取り戻す立役者となった。2021年11月からはプレミアリーグに帰還し、アストン・ヴィラの指揮官に就任するも、思うような結果を残せず、2022-23シーズンは開幕11戦で僅か2勝。10月20日のフルアム戦をもって、解任が発表された。
監督キャリアは、全てが順調とは言えないジェラード氏。ポーランド代表監督就任で、汚名返上のチャンスを掴むことになるのか。
By サッカーキング編集部
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