上田綺世(左)と町田浩樹(右/画像は昨季)が激突 [写真]=Getty Images
ジュピラー・プロ・リーグ第21節が18日に行われ、サークル・ブルッヘとユニオン・サン・ジロワーズが対戦した。
直近のリーグで2連敗を喫しているサークル・ブルッヘにとって、4試合ぶりの白星を目指す一戦だ。一方、サン・ジロワーズは現在13戦負けなしと絶好調。5連勝を懸けてサークル・ブルッヘの本拠地に乗り込んだ。
サークル・ブルッヘの上田綺世は10試合連続のスタメン出場を飾り、4試合ぶりのゴールを狙う。また、サン・ジロワーズに所属している町田浩樹は負傷で長期離脱を強いられていたが、12日に行われたベルギーカップ準々決勝のヘント戦で復帰していた。前節のアントワープ戦は後半頭からピッチに立ち、今季のジュピラー・プロ・リーグ初出場を果たすと、今節は3バックの一角としてスタメン入り。鹿島アントラーズから海外に飛び立った2人が、ベルギーで“直接対決”することとなった。
試合は6分、サン・ジロワーズのグスタフ・ニルソンがスルーパスに抜け出して決定機を迎えたものの、GKラドスワフ・マイェツキに阻まれる。その後は決め手を欠き、前半はスコアレスで終了した。後半に入ると60分、左サイドに流れてボールを受けた上田が、カットインから右足を振り抜く。強烈なシュートはわずかにクロスバーを超えた。
均衡が破れたのは68分。敵陣中央でボールを受けたアブ・フランシスが中央を通すパスを送ると、反応したティボ・ソマースがワンタッチから左足でネットを揺らし、サークル・ブルッヘが先手を取った。
対するサン・ジロワーズは82分、ペナルティエリア内での競り合いでボールがこぼれると、ボックス右でボールを拾ったラザール・アマニがマイナスへ折り返す。最後はファーサイドへ走り込んでいたニルソンが押し込み、終盤でサン・ジロワーズが試合を振り出しに戻している。
ホームで勝ち切りたいサークル・ブルッヘは後半アディショナルタイム、ボックス右でボールを引き出した上田が縦への持ち出しから中央へ折り返すも、フィニッシュには至らない。ルーズボールは町田にクリアされ、シュートまで持ち込むことはできなかった。
試合はこのままタイムアップ。サークル・ブルッヘは連敗こそ止めたものの、これで4試合連続で白星から見放されている。一方、サン・ジロワーズの連勝も「4」でストップ。首位を走るヘンクとの勝ち点差が「9」に広がった。
次節は21日に行われ、サークル・ブルッヘは坂元達裕が所属しているオーステンデと敵地で対戦する。一方、サン・ジロワーズはホームにルーヴェンを迎える予定だ。
【スコア】
サークル・ブルッヘ 1-1 ユニオン・サン・ジロワーズ
【得点者】
1-0 68分 ティボ・ソマース(サークル・ブルッヘ)
1-1 82分 グスタフ・ニルソン(ユニオン・サン・ジロワーズ)
By サッカーキング編集部
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