ポーランド代表がサントス監督を招へい [写真]=NurPhoto via Getty Images
ポーランドサッカー協会は24日、ポルトガル人指揮官フェルナンド・サントス氏のポーランド代表監督就任を発表した。
FIFAワールドカップカタール2022でラウンド16敗退に終わったポーランド代表は、2022年1月からチームを率いていたチェスワフ・ミフニェヴィチ監督が同年12月末の契約満了をもって退任していた。元イングランド代表MFスティーヴン・ジェラード氏の新監督就任も噂されていたが、百戦錬磨のF・サントス氏を招へい。契約期間は2026年W杯までとなる見込みだ。
現在68歳のF・サントス氏は、ポルト、スポルティング、ベンフィカ、AEKアテネ、パナシナイコス、PAOKなど、ポルトガルとギリシャの強豪クラブで監督を歴任。2010年夏から2014年夏にかけては、ギリシャ代表を率いた。
2014年9月、ポルトガル代表の監督に就任。EURO2016制覇を達成し、2018-19シーズンのUEFAネーションズリーグ優勝にも導いた。カタールW杯では16年ぶりとなる準々決勝進出を果たしたものの、モロッコ代表に敗れてベスト8敗退。ポルトガルサッカー連盟との契約はEURO2024まで残っていたが、カタールW杯終了後に退任していた。
24日の就任会見に臨んだF・サントス監督は、次のように意気込みを示した。
「ポーランド代表は、世界のどこの国とも渡り合える必要条件を備えている。“名前”でプレーすることは考えてはいけない。結果を決めるのはランキングではない。相手へのリスペクトはあっても、恐れはしない。全ての試合に勝つという野心を持ちたい」
「サッカーはとてもシンプルなゲームだ。一番大事なのはゴールを決めること、そして失点しないこと。そもそも、土台を作る必要がある。守備を整備しなければならないが、勝ちたければゴールも決めなければない。時間は限られているが、最高レベルの戦いに慣れた強豪リーグの選手たちがいる。理解するのに問題はないだろう」
また、大黒柱のFWロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ/スペイン)が担う役割にも言及。「誰かの才能を制限することはしたくない。重要なことは、チームとして機能するかどうかだ。夜空に輝く一等星はあっても、夜空でひとりぼっちの星は見たことがない。チームとは星々の集まりだ」と語った。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト