欧州挑戦1年目の上田が2桁ゴールを達成(撮影は第19節ウェステルロー戦) [写真]=Getty Images
ジュピラー・プロ・リーグ第24節が4日に行われ、サークル・ブルッヘとスタンダール・リエージュが対戦した。
現在リーグ2連勝中と好調を維持しているサークル・ブルッヘ。上田綺世も2試合連続ゴールを決めており、チームの勝利に大きく貢献してきた。3連勝を目指す一戦はスタンダール・リエージュとの一戦に。上田は13試合連続のスタメンを名を連ねており、2桁得点達成にも期待がかかる。
試合はスコアレスで折り返した後半に動く。69分、チハン・カナクがスルーパスで右サイドを破ると、折り返しにスティペ・ペリツァが反応。ヘディングシュートでゴールネットを揺らしたが、カナクのポジションがオフサイドと判定され、得点は認められなかった。
それでも、スタンダール・リエージュは81分に先制に成功。敵陣でボールを奪うと、スルーパスに抜け出したフィリップ・ツィンカーナーゲルが右足でシュートを狙う。このプレーで相手のハンドを誘発し、スタンダール・リエージュにPKが与えられた。このPKをツィンカーナーゲルが自ら冷静に沈め、終盤にスタンダール・リエージュが勝利を大きく手繰り寄せる先制点を挙げた。
しかし、サークル・ブルッヘはここままでは終わらない。後半アディショナルタイム、左サイド高い位置からロングスローを放り込むと、頭で逸らしたボールに上田が反応。ペナルティエリア左で後ろ向きの体勢となるも、反転から右足を振り抜いた。強烈なボレーシュートを叩き込み、上田が今季2桁得点を達成した。サークル・ブルッヘにとっては、直近の2試合に続く後半アディショナルタイムの劇的ゴールとなっている。
試合はこのままタイムアップ。サークル・ブルッヘの連勝は「2」でストップしたものの、4試合負けなしをキープした。上田はフル出場を果たしている。
次節、サークル・ブルッヘは10日に敵地でルーヴェンと対戦する。一方、スタンダール・リエージュは12日に渡辺剛、田中聡が所属するコルトレイクを迎える予定だ。
【スコア】
サークル・ブルッヘ 1-1 スタンダール・リエージュ
【得点者】
0-1 81分 フィリップ・ツィンカーナーゲル(PK/スタンダール・リエージュ)
1-1 90+1分 上田綺世(サークル・ブルッヘ)
By サッカーキング編集部
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