ナイジェリア・ラゴス州のゲットー(スラム街)であるイガンム地域を拠点に、ナイジェリア3部リーグに所属している「イガンムタイガーFC」が20日、ブロックチェーン技術を利用したクラウドファンディング2.0「FiNANCiE」でトークンの追加発行・販売を開始した。
今回の追加トークン販売で集まった資金の使い道は、「4月に出場するMIC FOOTBALLという2022W杯出場選手44名が過去に出場したことがある登竜門的なスペイン開催の大会への遠征費及び選手たちの練習環境の整備費として活用する」とクラブは発表している。
「MIC FOOTBALL」は、U12からU19までの各年代に分けられた世界のトップチームも参加する国際大会で、過去にはパリ・サンジェルマンに所属しているFWリオネル・メッシやFWネイマール、マンチェスター・UのFWマーカス・ラッシュフォード、MFカゼミーロといった、現在のサッカー界を彩るトッププレーヤーたちも出場してきた大会だ。今回、イガンムタイガーFCはU18のカテゴリーで出場予定となっている。
日本人オーナーの加藤明拓氏を筆頭に、クラブでは「バロンドール受賞選手輩出とクラブワールドカップ優勝」をビジョンに掲げ、FiNANCiEを通じて、多角化事業の一つであるカタツムリ養殖の情報共有やゲームギルド、NFTなどにも力を入れ、WEB3型のクラブ運用を目指している。
イガンムタイガーFC代表の加藤明拓氏は、「今回のスペイン遠征は海外クラブとのレベル差の体感と個々の選手の成長もありますが、何よりもスカウトの目に留まり、海外移籍のチャンスを掴み取るためのショーウィンドウ的な位置付けでもあります。2019年のワールドサッカーチャレンジU12のメンバーも複数入っているので、成長を確認するのも楽しみです。イガンムとして2回目の国際大会優勝を目指します!ぜひ皆さんとも彼らが高みを目指す過程を共有し、移籍収益獲得時には自社トークン買いを公言していますので、そういう意味でも共に喜びあえたら嬉しいです。応援宜しくお願い致します」と、コメントしている。
By サッカーキング編集部
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