カタールW杯でも全3試合にフル出場したアルデルヴァイレルト [写真]=Getty Images
ロイヤル・アントワープに所属しているDFトビー・アルデルヴァイレルトが6日、ベルギー代表から引退することを発表した。
アルデルヴァイレルトは1989年3月2日生まれの現在34歳。アヤックスに在籍していた2009年5月、日本で開催されていた国際親善試合のチリ代表戦でベルギー代表デビューを飾った。20歳でベルギー代表のユニフォームに袖を通した後は、右サイドバックやセンターバックでベルギー代表の主軸に君臨。FIFAワールドカップは3大会連続、EUROは2大会連続で出場し、ベルギー代表の“黄金期”を最終ラインから支えた。FIFAワールドカップロシア2018では全7試合中6試合にフル出場。同国の史上最高成績となる3位入りに大きく貢献した。
これまでにベルギー代表通算で127試合に出場し5ゴールを挙げた。出場試合数はヤン・フェルトンゲン(アンデルレヒト)、アクセル・ヴィツェル(アトレティコ・マドリード/スペイン)に次ぐ歴代3位の数字となっている。
アルデルヴァイレルトは自身の公式SNSを通してコメントを発表。これまでベルギー代表での日々を振り返って感謝の想いを綴っただけでなく、代表引退に至った心境も明かしている。
「幼い頃、僕はベルギー代表の一員としてプレーすることを夢見ていた。その夢が現実になったことに感謝するとともに、非常に誇りに思っている。デビューから14年間の月日が流れ、僕は127試合のピッチに立ち、ワールドカップに3回、EUROに2回も出場することができた。振り返ると数え切れないほどの美しい思い出がある」
「非常に悩ましい決断であったが、僕はベルギー代表としてのキャリアにピリオドを打つことを発表する。2009年に初出場を果たして以降、肉体的にも精神的にも、とにかく自分自身のすべてをベルギー代表に捧げてきた」
「そして、僕の愛する家族との時間を大事にし、ロイヤル・アントワープでのプレーにより一層集中する時がやって来た。とても難しい決断ではあるが、今の自分にとっては最適だと思う。これまで共に忘れられない時間を過ごしてきたベルギー代表のチームメイト、そしてスタッフの皆さんに感謝の気持ちを伝えたい。彼らなしにこのような道を歩むことはできなかった」
「最後に、ベルギーのファンの皆さんへ。今まで応援してくれて本当にありがとう。皆さんからの応援は一生忘れない」
By サッカーキング編集部
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