クラブ・ブルッヘを解任となったパーカー監督 [写真]=Getty Images
クラブ・ブルッヘは8日、スコット・パーカー監督を解任したことを発表した。
クラブ・ブルッヘは2022年7月に就任したカール・フーフケンス新監督の下で今シーズンをスタート。チャンピオンズリーグ(CL)ではアトレティコ・マドリード、ポルト、レヴァークーゼンと同組のグループBを2位で終え、ベルギー勢としては2015-16シーズンのヘント以来7シーズンぶり、史上2クラブ目となる決勝トーナメント進出を果たした。
しかし、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)では首位ヘンクとの勝ち点差が「12」となる4位に位置。さらに、国内カップ戦でもラウンド16で敗退し、期待を下回る結果が続いたことにより、昨年11月28日にフーフケンス監督を解任した。
後任としてクラブ・ブルッヘは12月31日にパーカー監督を招へいしたが、1月8日に迎えた初陣以降の公式戦12試合でわずか2勝(6分け4敗)にとどまり、リーグ戦の順位は4位のままではあるものの、首位ヘンクとの勝ち点差は「21」に広がっている。さらに、CL決勝トーナメント1回戦ではベンフィカに2試合合計1-7で敗れたことで解任となった。
現在42歳のパーカー監督は現役時代にチェルシーやウェストハム、トッテナムなどでプレーし、イングランド代表としては18キャップを記録。2017年夏にフルアムで現役引退後、トッテナムのU-18チームで監督キャリアをスタートさせた。その後、フルアムでの指揮を経て、2021年7月から当時2部のボーンマスの指揮官に就任した。初年度でプレミアリーグ昇格へと導いたものの、今シーズンは開幕4試合で3敗(2得点16失点)を喫し、昨年8月に解任。その後、初の海外挑戦を果たした同監督だったが、クラブ・ブルッヘでの指揮は3カ月も経たずに終わりを迎えることとなった。
By サッカーキング編集部
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