リーグ開幕戦を勝利で飾ったアルビレックス新潟シンガポール。今節では昨年優勝争いをしたライオンシティセイラーズFCをホームに迎える。開幕戦同様、多くの注目が集まる一戦。平日のナイトゲームにもかかわらず、スタンドは多くのファンで埋め尽くされた。
相手のスタメンには昨シーズンのアルビS得点王の田中幸大が入った。
4分、自陣ゴール前のバイタルエリアで相手のレステティエンヌ、ディエゴロペスにキープされると最後はハフィスにシュートを打たれるが枠の外へ。相手のキーマンである2人の外国人選手がテクニックを見せつけてくる。
12分、クリアを拾った久乗聖亜が李忠成へパス。李がワンタッチのフリックで裏へ抜け出すとたまらず相手は手を使ってこれを阻止。一度はイエローカードが提示されるが、決定的なチャンスを潰したとしてVARでの判断が入り、結果は一発レッドカードの退場となる。
その後は数的に有利となったアルビSの時間が続く。前半30分、右サイドを突破した高橋亮が中に速いクロス、相手のオウンゴールを誘発し、アルビSが先制。
得点後もアルビSの時間帯が続く。37分、カットインしたニッキーから駒木秀人を経由し、右サイドをかけあがった高橋がダイレクトでシュート。ボールはゴール左隅に突き刺さり、貴重な追加点。
その後セイラーズには全くチャンスを与えず、そのまま2-0で前半が終了した。
後半頭から、前半にイエローカードを受けたニッキーに代わって深代陸を、駒木に代えて横山翔大を投入する。
後半も一人多いアルビSがボールを持ち続ける展開が続く。中盤の小川開世、横川旦陽、久乗ら中盤の選手が運動量を落とすことなく走り、セカンドボールを回収し続け、2次攻撃、3次攻撃と仕掛け続ける。
62分、67分と途中出場の深代がゴールに迫るが相手の守備に阻まれ、追加点がないまま終盤に突入する。
87分、9番の深代陸がペナルティーエリア付近でフリーキックを獲得。小川が壁の上から縦回転で落とし、ダメ押しの3点目をゲット。その弾道にキーパーは一歩も動くことができなかった。
1分後、右サイドの崩しから途中出場、渡邊将矢のパスを受けた久乗がゴール左に冷静に流し込み、4点目を獲得。
会場のボルテージは最高潮のまま4-0でホイッスルが鳴り、注目の一戦は相手選手の退場のアドバンテージもあったが、アルビSの大勝で終了した。
守備ではCBの川地功起、岸本駿朔そしてGKのハッサンサニーが3試合連続のクリーンシートを達成。全員で組織的に守りながらも、両CBは相手の個性的な攻撃陣に対しても体を張って完封した。
3月のホーム3連戦の初戦を勝利でスタートしたアルビS。次なる戦いでは3月15日(水)、1カ月前にコミュニティシールドで競り勝ったホウガンユナイテッドFCを迎える。
【日時】
2023年3月9日(木) 19:45キックオフ
【対戦相手】
ライオンシティセイラーズFC
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:4
ライオンシティセイラーズFC : 0
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
30′ オウンゴール
37′ 高橋 亮
87′ 小川 開世
89′ 久乗 聖亜
■次節の予定
2023シンガポールプレミアリーグ MD4(ホーム)
2023年3月15日(水) 19:45キックオフ
VS ホウガンユナイテッドFC
@ジュロンイーストスタジアム
By サッカーキング編集部
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