中村敬斗が代表帰りの試合で早速ゴール [写真]=Getty Images
LASKリンツに所属している日本代表FW中村敬斗が、2日に行われたオーストリア・ブンデスリーガ優勝プレーオフステージ第1節のアウストリア・ウィーン戦で今季の公式戦15ゴール目を記録した。
3月のキリンチャレンジカップ2023に臨む日本代表メンバーに選出されていた中村は、24日に行われたウルグアイ代表戦で89分からピッチに立ち、わずかな時間ながらも日本代表デビューを飾った。続くコロンビア代表戦で出番はなく、中村は所属クラブのLASKリンツに帰還。インターナショナルマッチウィーク明けの1試合目となるアウストリア・ウィーン戦に先発出場した。
チームはスコアレスで迎えた後半に2点のリードを許す苦しい展開となったものの、“エース”が反撃の狼煙を上げる一発を決める。73分、敵陣左寄りの位置でボールを持った中村は、ドリブルでボールを持ち運ぶ。フェイントを交えながら巧みなタッチで寄せてきた相手をかわし、中央へカットインすると、迷いなく右足を振り抜く。強烈な一撃がゴール右に吸い込まれ、LASKリンツが1点を返した。
このゴールで、中村は今季のオーストリア・ブンデスリーガでの得点数が「12」となった。2016-17シーズンに当時ザルツブルクに在籍していた南野拓実(現:モナコ)が記録したゴール数「11」を上回り、同リーグの日本人最多得点記録を更新。さらに、公式戦通算得点数も「15」に到達した。南野が2016-17シーズンと2018-19シーズンに記録した公式戦通算でのゴール数を超えることとなっている。
中村のゴールで1点を返したLASKリンツは、90分にも左からのクロスボールをフロリアン・フレッカーが頭で沈め、土壇場で試合を振り出しに戻した。試合はこのままタイムアップ。LASKリンツは2戦連続のドローとなった。次節は9日に行われ、ホームに2位のシュトゥルム・グラーツを迎える。
【スコア】
アウストリア・ウィーン 2-2 LASKリンツ
【得点者】
1-0 58分 マティアス・ブラウネーダー(アウストリア・ウィーン)
2-0 62分 ラインホルト・ランフトゥル(アウストリア・ウィーン)
2-1 73分 中村敬斗(LASKリンツ)
2-2 90分 フロリアン・フレッカー(LASKリンツ)
By サッカーキング編集部
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