去就に注目が集まるメッシ [写真]=Getty Images
メジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミが、パリ・サンジェルマン(PSG)所属のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ獲得に向けて新たな策を講じているようだ。5日、イギリス紙『インデペンデント』やスペイン紙『アス』が伝えている。
2021年夏にPSGに加入したメッシは、1年間の延長オプションが付随した2023年6月末までの契約を締結。現行契約の満了が迫る中、PSGが延長交渉に臨んでいることがかねてから明らかになっており、一時は残留が既定路線であるとも伝えられていた。しかし、ここ数日間で状況は一変。クラブ側はファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の観点から、選手の給与削減を検討しており、その影響もあってか、メッシとの契約延長交渉は停滞しているという。
先日にはフランス紙『レキップ』が、「メッシとPSGは離婚間近」と報じるなど、今シーズン終了後の退団の噂が加熱しているメッシ。そうした中、サウジアラビアのアル・ヒラルが年俸4億ユーロ(約573億円)超えという条件で獲得オファーを提示した模様。さらには、古巣バルセロナへの復帰も盛んに噂されるなど、来シーズン以降の去就には大きな注目が集まっている。
今回の報道によると、かねてからメッシに関心を寄せているインテル・マイアミも、今シーズン終了後の同選手の獲得に向けて新たな動きを見せているようだ。インテル・マイアミは今夏の加入をメッシ自身に納得させるために、クラブ株式を同選手に譲渡する意向を示しているという。なお、インテル・マイアミはこの動きに向けて、MLS側と長期間に渡る交渉を行なっていたとのことだ。また、メッシの実父であり代理人を務めるホルヘ氏も、過去にMLS側と会談を行なっていたという。
インテル・マイアミとしては、アル・ヒラルをはじめとした他クラブよりも有利な条件を提示するために、株式の譲渡を検討しているとのことだ。なお、メッシ本人は、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場を臨んでおり、少なくともあと1年間はヨーロッパに身を置き続けたいと考えているようだ。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト