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サークル・ブルッヘ、終盤のPKで逆転負け…上田綺世はフル出場も3戦連続ゴールならず

2023.04.10

上田綺世(画像は第20節シャルルロワ戦) [写真]=Getty Images

 ジュピラー・プロ・リーグ第32節が9日に行われ、サークル・ブルッヘロイヤル・アントワープが対戦した。

 プレーオフ2出場圏内の8位シャルルロワを勝ち点差「3」で追うサークル・ブルッヘ。今節は3位に付けているロイヤル・アントワープとの対戦となり、互いに2連勝を狙う一戦だ。サークル・ブルッヘ上田綺世は21試合連続のスタメン出場。ロイヤル・アントワープ三好康児は長期にわたる負傷離脱を強いられている関係でメンバー外となった。

 試合の均衡が破れたのは42分。自陣右サイドからボールを持ち運んだウーゴ・シケが前線へロングフィードを送ると、ペナルティエリア内で上田がボールを収める。フィニッシュまでは持ち込めなかったが、ルーズボールを拾ったヤン・グボホが右へ繋ぐと、走り込んだディノ・ホティッチがファーストタッチから左足でゴールネットを揺らした。サークル・ブルッヘが先手を取ってハーフタイムに突入している。

 後半に入ると立ち上がりの49分、ペナルティエリア右でグボホからのパスを受けた上田が右足フィニッシュまで持ち込むも、低弾道のシュートはGKの正面へ。直後のプレーでは内側のランニングでホティッチからのパスを引き出したシケが中央へ折り返すも、わずかに上田には合わず、ファーサイドで待っていたティボ・ソマースの左足フィニッシュは枠を外れた。

 対するロイヤル・アントワープは72分、右サイド高い位置で獲得したフリーキックからオウンゴールを誘発し、試合を振り出しに戻す。79分にはサークル・ブルッヘ。敵陣でのボール奪取から低い位置で上田がボールを持つと、中央を経由して素早く右サイドへ展開。駆け上がったシケのクロスボールから、前線へ走った上田がヘディングシュートを狙うも、シュートはGKに阻まれた。

 82分にはロイヤル・アントワープにビッグチャンスが到来。オンフィールドレビュー(OFR)によって、直前のプレーでソマースのハンドがあったことが確認され、PKが与えられる。このPKをトビー・アルデルヴァイレルトがゴール右下に沈めた。アルデルヴァイレルトの2試合連続となるPKによるゴールで、ロイヤル・アントワープが逆転に成功した。

 試合はこのままタイムアップ。サークル・ブルッヘは3試合ぶりの黒星を喫した。上田はフル出場を果たしたものの、3試合連続ゴールとはならず。一方のロイヤル・アントワープは逆転勝利で2連勝を飾っている。

 次節、サークル・ブルッヘは15日にシュミット・ダニエル、橋岡大樹、林大地、原大智、岡崎慎司と5名の日本人選手が在籍するシント・トロイデンとホームで対戦予定。一方、ロイヤル・アントワープは16日に渡辺剛、田中聡が所属しているコルトレイクをホームに迎える。

【スコア】
ロイヤル・アントワープ 2-1 サークル・ブルッヘ

【得点者】
0-1 42分 ディノ・ホティッチ(サークル・ブルッヘ
1-1 72分 ボリス・ポポヴィッチ(OG/ロイヤル・アントワープ
2-1 85分 トビー・アルデルヴァイレルト(PK/ロイヤル・アントワープ

By サッカーキング編集部

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