4月の4連戦、ここまで3勝を飾っているアルビレックス新潟シンガポールは4試合ぶりにホーム戦。ジュロンイーストスタジアムにブルネイDPMMを迎える。ブルネイDPMMはブルネイダルサラーム国の海外チームで、コロナ禍が明けて今シーズンより4年ぶりのシンガポールプレミアリーグ参加となる。
アルビSは前節と同じスターティングメンバーで臨む。11分、左サイドに張った駒木秀人がワンタッチで相手をかわして中へ入ると、逆サイドを上がったサイドバックの横川旦陽まで展開。駒木はそのままスピードを上げて中に入り攻撃参加。横川のクロスは再び駒木の前にこぼれるがシュートはミートできず。左サイトからのテンポの良い攻撃でリズムをつくる。
14分、久乗聖亜が相手のミスパスを拾って李忠成にラストパス。李は相手を抜き切らずにシュート。惜しくも枠を捉えられない。続く15分には横山翔大がドリブルで駆け上がり、相手DFラインの間で待つ久乗に縦パスを入れると、こぼれたボールを李がシュート。これも枠を捉えることができない。
前半はアルビSがボールを持つ展開に。相手の強靭な外国籍選手にボールが入ると、CBの岸本駿朔か川地功起のどちらかがしっかりとプレーシャーをかけて遅らせ、周りの選手も連動してプレスをかけて相手に思うような攻撃パターンを作らせない。
前半終了間際、横川から縦パスをもらった李が相手DF3人を引き付けて小川開世へヒールパス。小川はDFラインの裏に抜けてシュートまで行くがキーパーがセーブ。こぼれ球を駒木が拾ってシュートを試みるが、相手のブロックに阻まれ、ゴールとはならない。
チャンスは作りながらもなかなか先制点の取れないアルビS。ハーフタイムに右サイドハーフのジュンキ・ケン・ヨシムラと交代で、切り札の深代陸を投入する。
後半立ち上がりから攻勢を仕掛けたいアルビSだったが、いきなりピンチが。相手の右サイドからクロスを上げられると、ニアでクリアできずにフリーの選手にシュートを許すとこれがバー直撃。いきなり危ないシーンを作られる。
54分、カウンターの流れから右で受けた深代が右に展開、相手に当たってこぼれたボールを拾った横山、李とつなぐと深代に落とし、深代がダイレクトで右足のアウトサイドでシュート。ボールはキーパーの手をかすめてゴールへ。貴重な先制点を奪う。
65分、久乗が相手をかわした際に後ろから引っ張られてFKを獲得。横山が左足で中へ合わせるとフリーで岸本がヘディングシュート。シュートはバーに当たるがボールはフリーの不破将生の目の前に。こぼれ球に詰めるがシュートは枠の上へ外れる。
68分、横山が裏へピンポイントでロングパス。反応した久乗が足を伸ばしてミートし、枠内へボールを飛ばすも相手GKの好セーブに阻まれる。
スタジアムは得点への期待が増し、声援のボルテージも上がっていくが、相手チームも運動量を落とすことなく最後まで体を張った守備で追加点を許さない。
81分、久乗が中央でキープすると横山にバックパス。タイミングよく左サイドを走った駒木を見つけて鋭いスルーパス。駒木は完全に裏に抜けてキーパーと1対1となったが横にポジションを取っていた途中出場の小松慧にお膳立て。小松はゴールに流し込んで追加点。終了間際の良い時間に追加点を取り勝負あり。
守備では後半立ち上がりに危ないシーンはあったがそれ以外の場面では相手に全く攻撃をさせずにシャットアウト。2試合連続のクリーンシートを飾った。
今節を終えてリーグ戦の3分の1が終了。全ての対戦チームとの一巡が終わった。結果は8戦で7勝1敗。暫定首位に立った。
過密日程の4連戦を全勝で終えたアルビS。リーグ戦は2週間半の中断期間に入る。
【日時】
2023年4月15日(土) 20:30キックオフ
【対戦相手】
ブルネイDPMM FC
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール：2
ブルネイDPMM FC : 0
■次節の予定
2023シンガポールプレミアリーグ MD10（ホーム）
2023年5月6日(土) 18:00キックオフ
VSホウガンユナイテッド FC
＠ジャランベサルスタジアム
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト