冬の移籍市場でセルティックに加入した岩田智輝(左)と小林友希(右) [写真]=Getty Images
スコティッシュ・プレミアシップ第32節が16日に行われ、セルティックがキルマーノックを4-1で下した。同試合で2ゴールを挙げたU-22デンマーク代表MFマット・オライリーが、セルティックのクラブ公式HPにて試合を振り返るとともに、今季途中からチームに加入した2名の日本人選手について語った。
試合は立ち上がりの7分に相手のミスを狙っていたFW古橋亨梧が今季のリーグ戦23ゴール目、公式戦通算では29ゴール目を記録し、セルティックが先手を取る。その5分後には右からのクロスボールをFW前田大然が頭で沈め、自身リーグ8ゴール目、公式戦通算11ゴール目をマーク。18分、27分にはオライリーが2ゴールを決め、セルティックが前半だけで4点をリードした。前半終了間際に1点を返されたものの、これ以上反撃の隙を見せず、試合はこのままタイムアップ。スコティッシュ・プレミアシップ12連勝を飾っていた。
試合後、オライリーは「僕たちは流動的にプレーし、選手間で良いローテーションができた。彼らはそれにとても苦労していたように思う。(両サイドバックの)グレッグ(・テイラー)とアリー(アリスター・ジョンストン)が中に入ってオーバーロードする形は上手く相手に脅威を与えられた」と手応えを口にした。
また、今冬の移籍市場でセルティックに新加入したMF岩田智輝とDF小林友希にも言及。前者は第30節ロス・カウンティ戦以来2試合ぶり、後者は第22節セント・ミレン戦以来10試合ぶりのフル出場となり、セルティックの勝利に貢献していた。
オライリーは岩田について「何よりもまず、彼には戦車といった言葉が似合うね。腕の太さを見ればわかると思うんだけど、彼はいつもジムで上半身のトレーニングをしている。多分、僕らの脚よりも大きいんじゃないかな」と、トレードマークの筋肉に言及。続けて「でも、そんな戦車みたいな彼でも、ボールを持つとしなやかで、常に落ち着いている。人間的にもナイスガイだ。穏やかで、本当に素晴らしい人間だ」と明かした。
また、小林についても「ボール扱いや優れた人間性という点においては、ユウキも同じだ」と称賛。「2人ともうまく馴染んでいるんじゃないかな」と語った。
3シーズンぶりのスコティッシュ・プレミアシップ連覇が現実味を帯びてきているが、オライリーは「1試合1試合、目の前の戦いに集中すること。つまらない答えだが、これが現実だ」と気を引き締める。「残りの期間もこのアプローチを続けられれば、良い状態でシーズンを終えることができると思う」と意気込んだ。
By サッカーキング編集部
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