スポルティング所属の守田英正(画像は4月のEL)[写真]=Getty Images
プリメイラ・リーガ(ポルトガルリーグ)第31節が7日に行われ、パソス・デ・フェレイラとスポルティングが対戦した。
ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場圏内の4位につけている日本代表MF守田英正所属のスポルティング。現在はリーグ戦で10試合負けなしと好調を維持している。今節は2部降格圏内の17位パソス・デ・フェレイラの本拠地に乗り込んでの一戦。さらなる上位進出に向けて白星を掴みたいところだ。リーグ戦3試合連続でスタメンに名を連ねた守田の活躍にも期待がかかる。
序盤からペドロ・ゴンサウヴェスやマーカス・エドワーズを起点にいくつかチャンスを作っていたスポルティングは、7分に意外な形で先制する。パソス・デ・フェレイラのMFルイス・カルロスが自陣中央からGKへのバックパスを試みるも、ボールがずれてゴールマウスへ。右ポストに弾かれたボールが最後はGKジョゼ・マラフォナに当たりネットに吸い込まれた。まさかのオウンゴールで試合が動く。
先制に成功したスポルティングはその後も優位にゲームを進めていく。25分には左サイドを駆け上がったヌーノ・サントスが中央にグラウンダーで折り返し、ゴール前のP・ゴンサウヴェスがダイレクトシュートを放つもGKの正面へ。対するパソス・デ・フェレイラは26分に決定機。ボックス手前でボールを受けたアレクサンドレ・ゲデスが対峙したDFを外し右足を振り抜いたが、シュートは惜しくも枠の左へ外れた。
33分、スポルティングが追加点を奪う。敵陣中央で縦パスを引き出したフランシスコ・トリンコンが相手DFラインの背後へスルーパス。抜け出したN・サントスがGKの頭上を越す華麗なループシュートでネットを揺らした。リードを広げたスポルティングはその後も追加点を狙い攻勢を強める。ボランチに入る守田も、攻撃時にはボックス内に侵入するなど積極的な動きを見せる。
スポルティングの2点リードで迎えた後半、スコアボードを動かしたのはまたもスポルティングだった。敵陣左サイドで守田がロングボールを引き出すと、P・ゴンサウヴェスを経由してボックス内左のトリンコンにボールが渡る。トリンコンが巧みな反転で相手DFを外し、最後は左足でゴール中央へ流し込んだ。アウェイチームがリードを3点に広げる。
その後、スポルティングは複数の選手を入れ替えつつ、ゲームの主導権を握り続ける。中盤で安定感あるパフォーマンスを披露した守田も65分にマテオ・タンロンゴとの交代でピッチを後にした。79分にはトリンコンが起点となったカウンター攻撃からチャンス。ボックス内でP・ゴンサウヴェスとアルトゥール・ゴメスが立て続けにシュートを放ったが、どちらも追加点を奪うまでには至らなかった。
その後もチャンスを作り続けたスポルティングは後半アディショナルタイムにA・ゴメスの左からの折り返しを、ゴール前でユセフ・シェルミティが押し込み4点目。直後に試合は終了し、スポルティングが敵地で4-0の大勝を飾った。スポルティングは直近のリーグ戦11試合負けなしとなっている。次節は13日に行われ、パソス・フェレイラはアウェイでシャヴェスと、スポルティングはホームでマリティモと対戦する。
【スコア】
パソス・デ・フェレイラ 0-4 スポルティング
【得点者】
0-1 7分 ジョゼ・マラフォナ(オウンゴール/スポルティング)
0-2 33分 ヌーノ・サントス(スポルティング)
0-3 62分 フランシスコ・トリンコン(スポルティング)
0-4 90+3分 ユセフ・シェルミティ(スポルティング)
By サッカーキング編集部
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