セルティックの新監督に就任したロジャーズ氏 [写真]=Getty Images
セルティックは19日、ブレンダン・ロジャーズ氏が新監督に就任したことを発表した。契約期間は2026年6月30日までの3年間となっている。
2022-23シーズン、スコティッシュ・プレミアシップ連覇を含む“国内3冠”を達成したセルティック。しかし今月6日、2021年夏からチームを率いていたアンジェ・ポステコグルー前監督がトッテナムの新指揮官に就任。後任に注目が集まる中、かつて約2シーズン半に渡ってセルティックを指揮し、合計7つのタイトルをもたらしたロジャーズ氏に再び舵取りを任せることとなった。
2019年冬の退任以来、約4年半ぶりのセルティック復帰を果たしたロジャーズ新監督は、クラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「セルティックに戻れたことを嬉しく思っているし、この素晴らしい機会にとても興奮している。このクラブに再び参加するように要請された時、私とその家族にとっては簡単な決断だった。セルティックでは過去に素晴らしい時間を過ごした。今回の私の目標は、素晴らしいフットボールを展開し、みんながみたいと思うようなチームを作り、そしてファンにより多くの成功をもたらすことだ」
「アンジェ(・ポステコグルー前監督)は過去2年間に渡り素晴らしい仕事をしてきた。国内とヨーロッパでの挑戦と向き合いながら、セルティックの勢いを維持するために全力を尽くすつもりだ。このクラブには才能豊かで非常に優れた選手、スタッフのグループがある。彼ら全員と会い、すぐに仕事を始めることを楽しみにしている」
イングランド出身で現在50歳のロジャーズ新監督は、1994年の現役引退後に指導者に転身。レディングのアシスタントコーチを経て、2004年からは約4年間に渡ってチェルシーの育成年代を指揮した。その後はワトフォード、レディング、スウォンジー、リヴァプールの監督を歴任。2015年夏にセルティックの指揮官に就任すると、指揮した2シーズン半で2度の“国内3冠”を含む合計7つのタイトルをチームにもたらした。
2019年2月にはレスターの監督に就任。2019-20シーズンからは2年連続でリーグ戦5位という好成績を収めると、2020-21シーズンにはチームをFAカップ優勝に導き、翌2021-21シーズンにはFAコミュニティー・シールドのタイトルをもたらした。しかし、2022-23シーズンは序盤から苦戦が続き、下位に低迷。今年4月に成績不振に伴い、解任の憂き目に遭った。
セルティックには、古橋亨梧や前田大然、旗手怜央、岩田智輝、小林友希の日本人選手5名が在籍。彼らの起用法にも注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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