今夏の退団が噂されるインテルのFWジェコ [写真]=Getty Images
インテル所属のボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコのトルコ移籍の可能性が高まっているようだ。19日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在37歳のジェコはヴォルフスブルクやマンチェスター・C、ローマなどでのプレーを経て、2021年夏にインテルに加入。在籍2年目の2022-23シーズンは、公式戦通算52試合の出場で14ゴール5アシストをマークし、チームのコッパ・イタリア連覇達成やチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に大きく貢献した。現行契約が6月30日で満了となることから、今夏の去就には大きな注目が集まっている。
1年間の契約延長の可能性も報じられていたジェコだが、現時点では今夏のインテル退団の可能性が高まっているという。今回の報道によると、かねてから同選手の動向を注視していたフェネルバフチェが、2025年夏までの2年契約を提示した模様。現地時間19日月曜日には、ジェコの代理人とフェネルバフチェの幹部との間で会談が行われたとのことだ。
移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、直近の交渉は前向きな結果に終わったとのことで、現在フェネルバフチェ側は早期の契約締結に向けて、詳細部分の調整を急いでいるという。早ければ今後数日以内にも、ジェコのフリートランスファーでの加入が正式決定する可能性があるようだ。
ジェコの加入が噂されているフェネルバフチェは、スュペル・リグ(トルコ国内リーグ)で過去19回の優勝を誇る強豪。しかし、2013-14シーズン以降はリーグ制覇から遠ざかっており、2022-23シーズンも首位と勝ち点「8」差の2位に終わっている。新シーズンは、イタリア代表MFニコロ・ザニオーロや元スペイン代表MFフアン・マタ、ベルギー代表FWドリース・メルテンスらを擁するガラタサライからの覇権奪還を目指す。
By サッカーキング編集部
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