現在はガラタサライに所属しているザニオーロ [写真]=Getty Images
ガラタサライ所属のイタリア代表MFニコロ・ザニオーロに、セリエA復帰の可能性が浮上しているようだ。20日、『ガゼッタ・デロ・スポルト』や『スカイスポーツ』など複数のイタリアメディアが伝えている。
現在23歳のザニオーロは、フィオレンティーナやインテルの下部組織で育成年代を過ごし、2018年夏に加入したローマで頭角を表す。攻撃的ポジションの主軸として活躍していたものの、今年冬の移籍市場で突如として退団を要求。ミランやプレミアリーグからの関心も明らかになった中、最終的にはガラタサライと4年半契約を締結した。同クラブではここまで公式戦11試合に出場し5ゴール1アシストをマークしている。
23歳にしてヨーロッパ5大リーグを離れたザニオーロだが、わずか半年足らずでセリエAに復帰する可能性があるようだ。今回の報道によると、ユヴェントスとフィオレンティーナが同選手に関心を寄せており、今夏の移籍市場での獲得に向けて既に具体的な動きを見せているという。ユヴェントスは現地時間19日にミラノにてガラタサライ幹部との会談を実施した模様。フィオレンティーナも同選手の代理人に接触し、移籍の可能性について問い合わせを行ったと報じられている。
ガラタサライはザニオーロの契約解除条項を3500万ユーロ(約54億円)程度に設定しているとのこと。財政難を抱えているセリエAのクラブにとって、完全移籍での獲得は困難だと見られている。各メディアは、ユヴェントスとフィオレンティーナにとっては、レンタル契約の打診が現実的な選択肢であると指摘。ガラタサライ側が期限付きでの放出に応じるか否かが、今後の交渉のポイントとなりそうだ。
なお、ユヴェントスについては、既存戦力の譲渡を交渉に盛り込む可能性もあるという。現時点では、イタリア代表FWモイーズ・キーンやアメリカ代表MFウェストン・マッケニーらが、その候補に挙げられているようだ。
By サッカーキング編集部
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