岡崎慎司がシント・トロイデンとの契約延長に合意 [写真]=STVV
シント・トロイデンは28日、元日本代表FW岡崎慎司との契約延長に合意したことを発表した。
欧州での経験豊富なベテランストライカーが、新シーズンもシント・トロイデンに残留することとなった。契約延長に際し、岡崎はシント・トロイデンのクラブ公式HPを通してコメントを発表。契約は2022-23シーズン限りで満了を迎える予定だったが、残留を決めた理由の一部に触れるとともに、新シーズンに向けた意気込みも明かしている。
「日本に帰国し、クラブのスポンサーや応援してくださっているファンの皆さんと顔を合わせたり挨拶をした経験から、このチームでFWとしても結果を残し、チームの歴史にさらに名前を残したいという気持ちになりました。その中でクラブと話をして、新監督も来るということで、新しい気持ちでモチベーションを高く持ち、このチームで何かを成し遂げたいと思っています」
岡崎は1986年4月16日生まれの現在37歳。清水エスパルスでプロキャリアをスタートさせると、2011年1月より欧州へ渡り、シュトゥットガルトやマインツでプレーした。2015年夏に完全移籍加入したレスターでは、初年度の2015-16シーズンにプレミアリーグ優勝に貢献。プレミアリーグ36試合の出場で5ゴール2アシストという成績を残し、元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディとのコンビで“ミラクル・レスター”の快進撃を支えた。レスターでは4シーズンにわたってプレー。公式戦通算137試合の出場で19ゴール8アシストを記録した。
レスター退団後はマラガに加入したものの、クラブがサラリーキャップ規定をクリアできずに選手登録が叶わず。公式戦に1試合も出場しないまま退団が決まり、同じスペインのウエスカへ加入した。ウエスカでの1年目はラ・リーガ2部37試合の出場で12ゴールを挙げ、クラブの1部昇格に貢献。翌シーズンはラ・リーガ25試合のピッチに立って1ゴールをマークした。2021年夏にはカルタヘナへ完全移籍。2021-22シーズンはラ・リーガ2部で32試合2得点を記録したものの、途中出場での起用がメインとなり、1シーズンでの退団が決定。新天地を探す中、シーズン開幕後の昨年8月にシント・トロイデン加入が発表されていた。シント・トロイデンでは本職のセンターフォワード以外のポジションもこなしながら、シーズンを通して主力として活躍。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)30試合の出場で1ゴール3アシストを記録した。
また、2008年10月には日本代表デビュー。FIFAワールドカップには2010年の南アフリカ大会からロシア大会まで、3大会連続で出場した。通算119試合に出場しており、歴代3位となる50ゴールを挙げている。
シント・トロイデンは2022-23シーズンのジュピラー・プロ・リーグを18チーム中12位で終えた。来季に向けては、かつてヴィッセル神戸を率いたトルステン・フィンク新監督の就任が決定。新戦力として、アルビレックス新潟からMF伊藤涼太郎を完全移籍で、FC東京からDF小川諒也を期限付き移籍(※2022-23シーズンは期限付き移籍先のヴィトーリアSCでプレー)で獲得したことを既に発表している。
By サッカーキング編集部
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