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【インタビュー】海外挑戦2季目に挑む本間至恩、トップチーム定着へ「今できることを一生懸命やるだけ」

2023.07.05

 本間至恩は昨夏ベルギーの強豪クラブ・ブルッヘと契約を結んだ。23歳以下の選手で構成されたセカンドチーム・クラブNXTで鍛錬を重ね、シーズン終盤にはトップチームでの出場機会を掴んだ。そして、デビュー2試合目で初得点・初アシストを記録。確かな爪痕を残した。

「想像していた以上にレベルが高い場所だった」という海外挑戦初年度を振り返ってもらった。

取材・文=三島大輔
取材協力・写真=アシックス

――まずは初めての海外でのシーズンを終えて、率直に感じていることから教えてください。
本間 想像していた以上にレベルが高い場所でした。その中で1年間プレーをして成長できましたし、なかなかできないような経験ができていると思います。

――プレーオフ1最終節では、ベルギー1部での初得点&初アシストで勝利に大きく貢献しました。
本間 得点とアシストができて“認められた”という感覚がありました。試合後にチームメイトから『よくやった!』『すごいな!』と声をかけてもらえました。

――新潟のトップチームに2種登録された2018年、第33節のツエーゲン金沢戦でいきなりゴールを決めました。抜擢された試合にとても強いイメージを持っています。
本間 自分ではあまり感じていないですけど、結果として付いてきているので、持っているのかなと思います。ただ、それは日々の練習から真面目に取り組まないと付いてこないものなので、自分が今できることを一生懸命やるだけだと思っています。

――ベルギーの1部と2部の違いは感じますか?
本間 自分はJ1での経験がないのですが、よく『J1とJ2では強度やスピードが違う』という話を聞いていたので、同じようなことを感じています。低いエリアでボールを持つと潰されることもあるので、ボールを持つ時、持たない時の判断が重要です。上に行けば行くほど、しっかりと判断しないといけないと感じています。

――最大の武器であるドリブル以外に磨いているプレーはありますか?
本間 自分は体が小さいので、間に入ってボールを受けることは得意です。味方選手の中継役になって、周りを円滑にするつなぐプレーは意識して取り組んでいます。

――ちなみに今季J1で戦うアルビレックス新潟はどう見ていますか?
本間 試合はよく見ています。見ている方は『新潟っていいサッカーするな』と思うはずです。今は分析され始めて難しい時期ですけど、ずっと取り組んできたことを続けているので、乗り越えて頑張ってほしいです!

――先日、伊藤涼太郎選手のシント・トロイデン移籍が発表されました。2人が同じピッチに立つことを期待しているファン・サポーターの方は多いと思います!
本間 自分も楽しみです。涼太郎くんは絶対に出ると思うので、自分もトップチームで試合に出たいと思います。一緒にピッチに立つことができたら新潟も盛り上がると思うので、頑張りたいです!

――日本代表への思いについても聞かせてください。
本間 海外に行って、ワールドカップに出場する選手の凄さを感じました。プロサッカー選手として目指さないといけないと思っているので、早かれ遅かれ日本代表には入りたいです。

――では、来季の目標を聞かせてください。
本間 クラブ・ブルッヘは国内でもトップクラスのクラブです。競争は激しいですし、経験したことがないようなレベルの選手がたくさんいるので、刺激がある毎日を送れています。まずはトップチームの試合に出ることが目標です。ここで結果を残して、さらにステップアップを目指したいと思います。

By 三島大輔

サッカーキング編集部

サッカーキング編集部所属。 週刊J2&月刊J3 MC。Jリーグ&ブラジルサッカーウォッチャー。

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