アルダ・ギュレルのレアル加入が決定的に [写真]=Getty Images
レアル・マドリードが、フェネルバフチェ所属のトルコ代表MFアルダ・ギュレルの獲得に迫っているようだ。5日、『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアが伝えている。
2005年2月25日生まれで現在18歳のギュレルは、攻撃的MFを主戦場とする左利きのプレーヤー。母国の名門フェネルバフチェの下部組織で育成年代を過ごし、2021年にトップチームデビューを果たした。徐々に序列を高めると、背番号「10」を託され臨んだ2022-23シーズンは、公式戦通算35試合に出場し6ゴール7アシストをマーク。チームのカップ戦優勝にも大きく貢献した。
巷で“トルコのメッシ”とも称されるなど、その才能や将来性に大きな注目が集まっているギュレル。フェネルバフチェとの現行契約は2025年6月末まで残っているものの、ヨーロッパの複数の強豪クラブが興味を示していることから、今夏の移籍市場でのステップアップも噂されている。とりわけ熱烈な関心を寄せているのが、バルセロナとレアル・マドリード。両クラブともに今夏の獲得に向けた交渉に臨んでいることが明らかになっていた。
今回の報道によると、レアル・マドリードが“場外クラシコ”の様相も呈した争奪戦を制し、ギュレルの獲得を決定的にものにしたようだ。すでに合意は成立しており、移籍金は2000万ユーロ(約31億円)程度になると見られている。また、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、現地時間6日にはメディカルチェックが予定されているとのこと。メディカルチェックで問題が見つからなければ、正式に契約を締結することとなる。
ラ・リーガとチャンピオンズリーグ(CL)の覇権奪還を目指すレアル・マドリードは、今夏の移籍市場でイングランド代表MFジュード・ベリンガム、スペイン代表DFフラン・ガルシア、同FWホセルを獲得。さらにはスペイン人MFブラヒム・ディアスの復帰も発表している。次なる補強は将来性抜群の“トルコのメッシ”ことギュレルとなりそうだ。
By サッカーキング編集部
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