最も“厄介”だった5選手を明かしたクラッテンバーグ氏 [写真]=Getty Images
数々の大舞台を経験し、長年プレミアリーグなどでも笛を吹いたマーク・クラッテンバーグ氏が自身の審判キャリアの中で最も扱うことが難しかった5選手を明かした。10日、イギリス紙『サン』が伝えている。
イギリス人のクラッテンバーグ氏は、2004年から2017年までプレミアリーグで審判を務め、2015-16シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝や、EURO2016決勝でも笛を吹いた。また、同氏は2016年の世界最優秀主審賞にも輝いている。
そんなクラッテンバーグ氏が同紙のインタビューに応じ、審判キャリアの中で最も扱うことが難しかった5選手を明かした。まず最初にクラッテンバーグ氏が名前を挙げたのは、アーセナルで2003-04シーズンの無敗優勝にも貢献した元ドイツ代表GKイェンス・レーマンだ。クラッテンバーグ氏はレーマンについて「彼はいつも気難しい存在だった。だから、相手のFWは彼をいつも巻き込もうとしていたよ。彼はペナルティエリア内でつま先を踏まれることにいつも不平不満を言っていた」と同選手を扱うことが難しかった理由を明かした。
続けて、クラッテンバーグ氏が名前を挙げたのはかつてマンチェスター・Uで活躍した元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド。クラッテンバーグ氏は同選手について「彼はいつもマインドゲームをしようとしていたので、審判をするのは難しいと感じた。常に私の目の前にいたよ」と語った。さらに、クラッテンバーグ氏は3人目として、ファーディナンドと同様、マンチェスター・Uの“レジェンド”である元アイルランド代表MFロイ・キーンの名前を挙げ、「ロイのことを信じることはできなかったんだ。いつ、何をしでかすか分からないからね」とかつてピッチ上で“制御不能”だったことを明かした。
マンチェスター・Uの“闘将”に続けて、クラッテンバーグ氏が4人目に名前を挙げたのはポルトガル代表DFのペペ。同選手についてクラッテンバーグ氏は「彼は常に難しい男だった。なぜなら彼は相手をイラつかせて退場させようとするからだ。サッカーの試合の審判をする上で、それは良いことではなかった」と同選手を扱うことが難しかった理由を説明した。
そして、クラッテンバーグ氏が5人目に名前を挙げたのは元ウェールズ代表FWクレイグ・ベラミー。かつてリヴァプールやマンチェスター・Cで活躍し、気性が荒いことでも知られたベラミーだが、クラッテンバーグ氏は同選手について「一番ひどかった。ピッチの上でも、ピッチの外でも、とにかくイライラさせられる選手だった。私は彼に対してミスを犯したが、彼が私に言ったことは許されることではなかった」と振り返り、自身の審判キャリアの中で最も“厄介”だったと明かした。
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By サッカーキング編集部
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