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ベティスMFカナレスのメキシコ移籍が決定的に…“象徴”ホアキンに続き“絶対的な10番”までもが退団

2023.07.20

カナレスのメキシコ移籍が決定的に [写真]=Getty Images

 ベティスに所属するスペイン代表MFセルヒオ・カナレスモンテレイ(メキシコ1部)移籍が決定的なものになったようだ。19日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 1991年2月16日生まれのカナレスは現在32歳。2008年夏にラシン・サンタンデールに“彗星の如く”現れると、トップチーム昇格からわずか2年でレアル・マドリードが獲得に乗り出すほどの“スター”に成長した。しかし“銀河系軍団”ではその輝きは小さく、2011年夏にバレンシアへと移籍。それからの数シーズンは、計3度にわたる前十字じん帯の大ケガとの戦いだった。それでも過酷なリハビリ生活を経て、ピッチに戻ってきたカナレスは、2018年夏に加入したベティスでかつての輝きを取り戻す。一級品のテクニックと豊富な運動量で中盤を支配すると、在籍5シーズンでクラブ公式戦通算207試合に出場し39得点30アシストを記録。2019年3月には、28歳でスペイン代表に初選出され、これまでに通算10キャップ以上を誇っている。

 昨シーズン終了後に“ベティスの象徴”ホアキン・サンチェスが引退し、新シーズンからはより一層ピッチ内外で重要な役割を担うはずだったカナレス。だが今週に入り、3年契約で1シーズンあたり500万ユーロ(約7億8000万円)の年俸でモンテレイと個人合意に達したという。加えて、両クラブ間でも移籍金1700万ユーロ(約27億円)で交渉が成立したことが報じられていた。

 そして19日、モンテレイの会長職に就くホセ・アントニオ・ノリエガ氏が、カナレスの加入が近づいていることを公言。『マルカ』によると、同会長は「とても嬉しい」と述べ、現時点では口頭合意だが、残すは選手本人のサインのみであることを認めたとのこと。これにより、リーガMX最高年俸選手としてメキシコに出発することが決定的なようだ。

 回り道のキャリアを歩んだカナレスが、5年前に辿り着いたベティス。“絶対的な10番”として地位を築いた安息の地を、今夏に離れることを誰が予想できただろうか。

By サッカーキング編集部

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