ガラタサライ移籍に近づいているツィエク [写真]=Getty Images
チェルシーに所属するモロッコ代表MFハキム・ツィエクは、ガラタサライ移籍に迫っているようだ。16日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在30歳のツィエクは2020年夏に移籍金3300万ポンド(約61億円)でアヤックスからチェルシーに完全移籍。しかし、なかなかアヤックス時代の輝きを見せることはできず、クラブ通算107試合出場で14ゴール13アシストを記録しているものの、定位置を確保することはできていない。
それでも、昨年11〜12月に行われたFIFAワールドカップカタール2022では、モロッコ代表をベスト4に導く活躍を披露。これにより、今冬の移籍市場ではパリ・サンジェルマン(PSG)へのレンタル移籍に迫っていたが、最終的には書類の問題で締め切り時間に間に合わず、移籍が実現しなかった。
そんなツィエクのチェルシーとの現行契約は2025年6月30日までとなっているものの、新しいオーナーグループによって大幅な選手の入れ替えが行われている影響もあり、今夏のプレシーズンツアーのメンバーからベルギー代表FWロメル・ルカクやイングランド人FWカラム・ハドソン・オドイらとともに外れるなど、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の構想外となっていることから、今夏の退団が濃厚となっている。
すでに今年6月にはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドらが所属するアル・ナスル移籍でチェルシーはクラブ間合意に達していたが、メディカルチェックで問題があったことから、交渉は破談。後にツィエクはメディカルチェックに問題はなかったことを示唆しているが、今冬に続いて土壇場で移籍が成立しない事態となっていた。
しかし、今回の報道によると、今度はガラタサライがツィエクの獲得でチェルシーとクラブ間で合意した模様で、16日にはガラタサライのクラブ関係者がロンドンを訪れ、メディカルチェックを受ける予定であることが伝えられている。
移籍成立間近で2度も破談していることから、チェルシーは依然として動向を注意深く見守っているようだが、果たしてツィエクはガラタサライに加入することになるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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