バイエルンがGKペレツ獲得に近づく [写真]=Getty Images
バイエルンは、イスラエル代表GKダニエル・ペレツの獲得でマッカビ・テルアビブ(イスラエル)とクラブ間合意に達したようだ。23日、ドイツメディア『スカイ・スポーツ』が報じている。
昨年12月にプライベートでスキーに興じていたところ、腿部骨折の大ケガを負ったGKマヌエル・ノイアーの復帰が近づている。一方で、今夏の移籍市場で昨シーズン後半戦のゴールマウスを守ったGKヤン・ゾマーが退団したバイエルンは、新たな正守護神の代役獲得に乗り出したものの、名前が浮上したGKケパ・アリサバラガ(レアル・マドリード)やGKシュテファン・オルテガ・モレノ(マンチェスター・シティ)らの移籍は実現していない。
そのなかで迎えた19日、ブンデスリーガ開幕節ブレーメン戦でゴールマウスを守ったのは、35歳のGKスウェン・ウルライヒだった。4-0のスコアが物語っているように終始、バイエルンが主導権を握る展開となったことから、出番こそ少なかったが、見事にクリーンシートを達成。バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督からの信頼も得ているようで、当面は同選手が守護神の座につく見込みだ。
ノイアーの回復とウルライヒの好パフォーマンスを受けて、クラブ上層部は補強方針を転換。『スカイ・スポーツ』によると、即戦力獲得からバックアッパー獲得に路線を切り替えたバイエルンは、23歳のイスラエル代表GKダニエル・ペレツの完全移籍でマッカビ・テルアビブとクラブ間合意に達したとのこと。契約期間は2028年夏までの5年間で、移籍金は500万ユーロ(約7億9000万円)程度という。24日に行われるヨーロッパカンファレンスリーグ・プレーオフのNKツェリェ戦後にメディカルチェックを実施するようだ。
なおバイエルンは23日、下部組織のGKトム・リッツィ・ヒュルスマンとのプロ契約締結を発表。手薄となっていたGK陣だが、ベテランGKの安定感、正守護神の復帰間近、若手有望株も擁し、前人未到の12連覇に向けて盤石の体制が整いつつある。
By サッカーキング編集部
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