ウーデゴーア(中央)、ソルバッケン(左)、アウルスネス(右)らが先発したノルウェー [写真]=Getty Images
国際親善試合が7日に行われ、ノルウェー代表とヨルダン代表が対戦した。
現在ヨーロッパの代表チームはEURO2024予選の真っ只中にいるが、グループAに組み分けられたノルウェーは今節の試合消化がなく、首都オスロに“アジア勢”のヨルダンを迎えた。ノルウェーは“エース”のアーリング・ハーランドを温存したが、キャプテンのマルティン・ウーデゴーアは先発入り。ハーランドに加えて、アレクサンダー・セルロートも負傷の影響で不在のため、最前線にはラ・リーガのセルタで主力として活躍するヨルゲン・ストランド・ラーセンが入った。
試合は立ち上がりからノルウェーのペースで進行。11分、敵陣左サイド開いた位置でボールを受けたアントニオ・ヌサがラーセンとのパス交換でペナルティエリア内に侵入。1度は詰まったものの、ボックス左に流れたボールをラーセンが折り返すと、最後はヌサが右足で狙い澄ました一撃を沈めた。この日が代表デビュー戦となったノルウェーの次世代を担うウインガーの得点で、ホームチームが先手を取っている。
勢いに乗ったノルウェーは23分、ウーデゴーアのシュートがブロックされて左コーナーキックを獲得。フレドリク・アウルスネスが右足でボックス中央にクロスボールを送ると、GKの前に走り込んだクリストフェル・アイェルがヘディングシュートを叩き込んだ。続く31分には左サイド開いた位置で前を向いたヌサからのスルーパスにラーセンが反応。飛び出してきたGKをかわすと、角度のないところから無人のゴールに沈め、ノルウェーがリードを広げた。
攻撃の手を緩めないノルウェーは41分、敵陣左サイドで得たスローインからヌサ、ラーセンとパスを繋ぎ、最後はスローワーだったフレドリク・アンドレ・ビェルカンがコースを狙った一撃でゴールネットを揺らす。ノルウェーが前半だけで4点をリードしてハーフタイムに突入した。
後半は両チーム得点がないまま時間が経過したが、79分に敵陣ボックス内でラーセンが潰れたところから、最後はボルド・フィーネが強烈な右足シュートを叩き込む。後半アディショナルタイムにはフィーネとのパス交換から左サイドを破ったオサメ・サハラウィがクロスボールを送ると、ファーサイドにフリーで走り込んだヒューゴ・ヴェトレセンがダイレクトでシュートを沈めた。試合はこのままタイムアップ。ハーランドの出番はなかったが、ノルウェーが大量6ゴールを挙げ、次節のEURO2024予選に向けて弾みをつけた。
なお、ノルウェーは12日に行われるEURO2024予選・グループA第6節でジョージア代表をホームに迎える。第4節終了時点でノルウェーはスコットランド代表、ジョージアに次ぐグループ3位につけているが、4位のスペイン代表は消化試合数が2試合少ない。現時点では1勝1分2敗と負け越している状況のため、6大会ぶり2度目となる本大会出場のためにはここから負けられない戦いが続く。
【スコア】
ノルウェー代表 6-0 ヨルダン代表
【得点者】
1-0 11分 アントニオ・ヌサ(ノルウェー代表)
2-0 23分 クリストフェル・アイェル(ノルウェー代表)
3-0 31分 ヨルゲン・ストランド・ラーセン(ノルウェー代表)
4-0 41分 フレドリク・アンドレ・ビェルカン(ノルウェー代表)
5-0 79分 ボルド・フィーネ(ノルウェー代表)
6-0 90+1分 ヒューゴ・ヴェトレセン(ノルウェー代表)
By サッカーキング編集部
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