9月19日(以下、日本時間)から中国・杭州で行われる「第19回アジア競技大会」の男子サッカー競技に、パリ・サンジェルマンのMFイ・ガンインがU-24韓国代表として参加することが正式に決定した。
韓国サッカー協会(KFA)は15日、イ・ガンインのU-24韓国代表への合流時期について発表した。
KFAによると、イ・ガンインは 20日にPSGの本拠地『パルク・デ・プランス』で行われるドルトムントとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループF第1節を終えて直ちに出国し、21日までには杭州に到着して代表に合流するという。
遅れての合流となるため、19日のグループE初戦のオマーン戦、21日の第2節タイ戦の欠場は確実。24日に行われるバーレーンとの第3節から出場できると見られている。なお、今回のアジア大会招集に際して、KFAとPSGの間では来年1月のアジアカップにおけるイ・ガンイン招集に関しても協議が行われたという。
当初、PSG側はアジアカップの合流時期を調整できることを前提条件にイ・ガンインのアジア大会招集を許可していたようだが、KFAの説明では「PSGと協議した結果、最終的には特に前提条件を設けることなく、アジア大会招集を許可するという回答を受け付けた」とのことだ。
前回の2018年アジア大会ではFWソン・フンミン(トッテナム)がオーバーエイジとして出場したことで注目を集めたが、当時のトッテナムは翌2019年1月のアジアカップで合流時期を調整することを条件にアジア大会参加を許可していた。実際、ソン・フンミンはアジアカップ本大会でグループステージ序盤2試合を欠場し、最終節から出場していた。
ただ、今回の協議結果によれば、イ・ガンインは来年のアジアカップに関して初戦から出場することが可能とみられている。
何はともあれ、イ・ガンインの合流が確定したことはU-24韓国代表にとって心強いニュースだろう。まずはエース不在のグループ序盤戦を無事に勝ち切り、決勝トーナメントに向けて万全な状態でイ・ガンインを迎えたいところだ。
文=姜亨起(ピッチコミュニケーションズ)
By サッカーキング編集部
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