スポルティングがホーム3連勝で首位浮上 [写真]=DeFodi Images via Getty Images
プリメイラ・リーガ第5節が17日に行われ、スポルティングとモレイレンセが対戦した。
今季は開幕から3連勝と好スタートを切ったスポルティングだったが、前節はブラガとのアウェイゲームを1-1のドローで終えた。ポルト、ベンフィカとの優勝争いをリードするためにも、ホームゲームでは勝利のみが求められる。ここまで1勝1分2敗のモレイレンセを本拠地『エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ』に迎えた一戦に、開幕から全試合にフル出場している守田英正はスタメン出場を果たした。
試合は立ち上がりからスポルティングがボールを握るも、モレイレンセは積極的な守備で前に出る。7分には敵陣でのボール奪取からペナルティエリア右に入ったアランにボールが渡り、横パスを待っていたアンドレ・ルイスが右足を振り抜いたが、シュートはポストに嫌われた。
だが、その後はスポルティングがより多くのチャンスを作る。14分には敵陣左サイド深い位置でフリーキックを獲得。中央を狙ったクロスボールがセバスティアン・コアレスの頭を超えると、大外で浮いていた守田がダイレクトで合わせたものの、ここは右ポストに弾かれた。こぼれ球に再び守田が反応するも、GKに阻まれている。29分にはボックス手前からモルテン・ヒュルマンドが強烈なミドルシュートを放ったが、またもポストに嫌われた。
さらに31分にも守田が好機を演出。敵陣でのボール奪取から中央で守田がボールを引き出すと、左サイドに預けてペナルティエリア左のスペースへ侵入。ヌーノ・サントスからのスルーパスを守田がファーサイドへ流し、最後はリカルド・エスガイオが押し込んだが、ここはオフサイドでゴールは認められなかった。前半終了間際の42分には敵陣でクリアボールを拾った守田が左足でミドルシュートを狙ったものの、強烈な一撃はGKに弾き出されている。
スコアレスで折り返した後半には遂に均衡が破れた。55分、左サイドからのアーリークロスが跳ね返されたところをヒュルマンドが見逃さず、強烈なミドルシュートを放つ。コンパクトな振りから放たれた低弾道の一撃がゴールネットを揺らし、ヒュルマンドの今夏の加入後初ゴールでスポルティングが先手を取った。
勢いに乗ったスポルティングは61分、左のスペースでスルーパスを引き出したヌーノ・サントスがマイナス方向へ浮き球のボールを折り返すと、ボックス内で待っていたヴィクトル・ギェケレシュがヘディングシュートを沈めた。リードを広げたスポルティングはその後もゴールに迫るシーンを増やす。89分にはモレイレンセのマラカスが2枚目のイエローカードが提示され退場処分に。モレイレンセから見て苦しい展開となると、後半アディショナルタイムには右コーナーキックからウスマン・ディオマンデがヘディングシュートを沈め、トドメを刺した。
試合はこのままタイムアップ。スポルティングがホームゲーム3連勝を飾り、プリメイラ・リーガ開幕からの成績を4勝1分として、暫定首位に立っていたポルトと勝ち点で並んだ。現時点では得失点差により首位に立っている。守田は5試合連続のフル出場を果たした。一方、敗れたモレイレンセはこれで2連敗を喫した。
この後、スポルティングは21日にヨーロッパリーグのシュトゥルム・グラーツ戦が控えており、次節のプリメイラ・リーガでは25日にリオ・アヴェをホームに迎える。一方、モレイレンセは23日にファレンセとホームで対戦する。
【得点者】
1-0 55分 モルテン・ヒュルマンド(スポルティング)
2-0 61分 ヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティング)
3-0 90+6分 ウスマン・ディオマンデ(スポルティング)
By サッカーキング編集部
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