UEFAスーパーカップ2024、ポーランドの首都ワルシャワでの開催が決定！

　UEFA（欧州サッカー連盟）は26日、UEFAスーパーカップ2024の開始地がポーランドの首都ワルシャワに位置する『ワルシャワ・ナショナル・スタジアム』に決まったことを発表した。

　2023－24シーズンのチャンピオンズリーグ（CL）王者とヨーロッパリーグ（EL）覇者が、シーズン開幕から間もないタイミングで激突する同大会。2023年大会は8月16日に行われ、昨季のCL決勝戦でインテル（イタリア）を1－0で破ったマンチェスター・シティ（イングランド）と、ELファイナルでPK戦の末にローマ（イタリア）を下したセビージャ（スペイン）が対戦した。試合は25分、左サイド高い位置でボールを持ったアルゼンチン代表DFマルコス・アクーニャからのクロスボールをモロッコ代表FWユセフ・エン・ネシリが頭で叩き込み、セビージャが先手を取る。だが、後半に入ると63分、ペナルティエリア手前左寄りの位置で前を向いたスペイン代表MFロドリが右足でクロスボールを供給すると、大外からボックス右のスペースに入り込んだU－21イングランド代表MFコール・パルマーがヘディングシュートを沈めた。試合の決着はPK戦に委ねられ、5人全員が成功したマンチェスター・シティがトロフィーを掲げる結末となっていた。

　2024年大会は8月14日の開催が予定されている。『ワルシャワ・ナショナル・スタジアム』はポーランドとウクライナの共催となったEURO2012の開催に伴い建設されたサッカー専用スタジアムで、同大会ではポーランド代表のグループステージの3試合、さらには準々決勝と準決勝のそれぞれ1試合が行われた。過去には同スタジアムで2014－15シーズンのEL決勝戦も開催。後に3連覇を達成することとなるセビージャが、2年連続の戴冠を果たしていた。現在はポーランド代表チームのホームスタジアムとして使用されている。

　なお、UEFAスーパーカップが現行フォーマットの中立地での一発勝負となって以降、ポーランドで開催されるのは史上初のこと。今年はギリシャ・アテネに位置する『スタディオ・ヨルギオス・カライスカキス』、昨年はフィンランド・ヘルシンキの『オリンピックスタジアム』、一昨年は北アイルランド・ベルファストの『ウィンザー・パーク』にて開催されていた。開催地が1年ごとに変更されるシステムとなって以降は、『ワルシャワ・ナショナル・スタジアム』は12番目の開催地となっている。