現役引退を発表したアザール [写真]=Getty Images
元ベルギー代表FWエデン・アザールの現役引退に、多くのスター選手から惜別のメッセージが寄せられているようだ。10日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
レアル・マドリードを退団して以降、無所属の状態が続いていたアザールは、10日に自身の公式SNSで現役引退を発表。「自分自身の声に耳を傾け、適切なタイミングで止めるという決断を心得なければいけない」と引退の理由を綴り、「ヨーロッパ、そして世界中のピッチでプレーし、楽しむという夢を叶えることができた」と現役生活を振り返っている。
そんななか、世界屈指のドリブラーの引退に、多くのスター選手から反応が。チェルシーで1年半ともにプレーしたヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表MFフアン・マタは、「ああ、この男とプレーするのがどれほど楽しかったか…ベストプレーヤーの1人だ」と自身の公式SNSに投稿し、同選手との共闘を回想した。また、パリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・エンバペも、「偉大なエデン、ありがとう」と投稿している。
さらに、チェルシーのレジェンドであり、同クラブの指揮官も務めた元イングランド代表MFフランク・ランパードは、「君と一緒にプレーできて嬉しかったし、君はあらゆる面で一流の男だ。次に何が起こるか、幸運を祈る」とアザールの投稿にコメントし、功績を称えた。
現在32歳のアザールは、フランスのリールでプロデビューを飾り、リーグ・アン年間最優秀若手選手賞とリーグ・アン年間最優秀選手賞を、それぞれ2度受賞するなど中心選手として活躍。2012年夏に加入したチェルシーでも公式戦通算352試合出場110ゴール92アシストという圧巻の成績を残し、約7年間の在籍で合計6つのタイトル獲得に大きく貢献した。
2019年夏には最大1億3000万ポンド(現在のレートで約237億円)とも報じられた移籍金でレアル・マドリードに加入したものの、度重なる負傷離脱の影響もあり、期待されていた活躍を見せることができず。4シーズンで公式戦通算76試合出場7ゴール12アシストという成績に留まり、今夏に契約解除が発表され、以降は無所属となっていた。
By サッカーキング編集部
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