シアトル・サウンダーズ戦でゴールを守る高丘 [写真]=Icon Sportswire via Getty Images
MLS(メジャーリーグ・サッカー)は10日、第37節のチーム・オブ・ザ・マッチデイ(ベストイレブン)を発表。バンクーバー・ホワイトキャップスに所属しているGK高丘陽平が選出された。
今季より加入したバンクーバー・ホワイトキャップスで正守護神の座を確保している高丘は、8日に行われたウェスタン・カンファレンス(西地区)第37節のシアトル・サウンダーズ戦でもゴールマウスを守った。試合はホームチームのシアトル・サウンダーズがより多くのチャンスを作ったが、スコアレスのまま終盤に突入。79分にはペナルティエリア左でパスを引き出したアルベルト・ルスナークに強烈なシュートを放たれたが、高丘は冷静に右手でシュートを弾き出す。後半アディショナルタイムにはボックス中央からクリスティアン・ロルダンにヘディングシュートを許したが、ここも高丘が横っ飛びセーブでピンチを救った。試合はこのままタイムアップ。敵地で貴重な勝ち点「1」を積み上げたバンクーバー・ホワイトキャップスは、他会場の結果も踏まえ、プレーオフ進出圏内の7位以内でレギュラーシーズンを終えることが決まっている。
イースタン・カンファレンス(東地区)も含めた全試合が終了し、MLSは第37節のベストイレブンを発表。インテル・マイアミ戦で終盤に決勝ゴールを挙げ、シンシナティを1-0での勝利へ導いたアルバロ・バレアルや、オースティン戦で2ゴール1アシストを記録し、ロサンゼルスFCの4-2での大勝に貢献したデニス・ブアンガらと並んで、高丘も選出された。高丘はシアトル・サウンダーズとの一戦でセーブ数「5」を記録。チームの2シーズンぶりとなるプレーオフ出場に貢献し、個人としても安定感のあるパフォーマンスが評価された。
現在27歳の高丘は2022シーズンの明治安田生命J1リーグで横浜F・マリノスを3シーズンぶり5度目の優勝へ導き、自身はJリーグベストイレブンにも輝くと、今年2月にバンクーバー・ホワイトキャップスへ完全移籍加入した。加入直後から正守護神に君臨しており、今季はここまで公式戦通算39試合でゴールマウスを守っている。
レギュラーシーズンの最終節となる次節、バンクーバー・ホワイトキャップスは21日にホームで現在2位のロサンゼルスFCと激突。同試合を勝利すると、他会場の結果次第ではプレーオフをホームで開催できる4位以内でのレギュラーシーズン終了を決められる。
By サッカーキング編集部
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