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悪夢を乗り越えたエリクセン、史上4人目のデンマーク代表通算125キャップ到達

2023.10.15

代表最多キャップに並んだケアー(左)と125キャップ到達のエリクセン(右) [写真]=FrontZoneSport via Getty Images

 デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(マンチェスター・ユナイテッド)が、同国史上4人目となる代表通算125試合出場を達成した。

 現在31歳のエリクセンは、2010年3月に18歳でA代表デビュー。チームの司令塔として、2010年と2018年のFIFAワールドカップ、EURO2012出場などを経験してきた。しかし、2021年6月に行われたEURO2020の開幕節フィンランド代表戦で、試合途中に心停止状態となるアクシデントが発生。一命は取り留めたものの、植え込み型除細動器(ICD)の装着手術を受け、当時所属していたインテルではリーグの規定によりプレー続行が不可能となった。

 しかし、エリクセンは再びピッチに立つことを諦めず、2022年2月にブレントフォードで公式戦再出場を飾る。同クラブのプレミアリーグでの躍進に貢献し、同年3月にデンマーク代表へ復帰。同年夏からマンチェスター・Uでプレーしており、同年冬には自身3度目となるW杯出場を果たした。

 その後もデンマーク代表のレギュラーとして活躍し続けているエリクセン。14日に行われたEURO2024予選グループH第7節のカザフスタン戦で先発出場を果たし、代表通算125キャップに到達した。絶妙のアウトサイドキックでロベルト・スコフの得点をお膳立てするなど、全3ゴールに絡む活躍で3-1の勝利に貢献した。

 なお、EURO2020で率先してエリクセンの救命活動に当たりUEFA会長賞を受賞したDFシモン・ケアー(ミラン)も、カザフスタン戦で偉業を達成。代表通算129キャップ目となり、“ダニッシュ・ダイナマイト”の伝説的GKピーター・シュマイケル氏の歴代最多出場記録に並んだ。

▼デンマーク代表 出場試合数ランキング
1位 ピーター・シュマイケル(129)
1位 シモン・ケアー(129)※現役
3位 デニス・ロンメダール(126)
4位 クリスティアン・エリクセン(125)※現役
5位 ヨン・ダール・トマソン(112)

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By サッカーキング編集部

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