代表最多キャップに並んだケアー(左)と125キャップ到達のエリクセン(右) [写真]=FrontZoneSport via Getty Images
デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(マンチェスター・ユナイテッド)が、同国史上4人目となる代表通算125試合出場を達成した。
現在31歳のエリクセンは、2010年3月に18歳でA代表デビュー。チームの司令塔として、2010年と2018年のFIFAワールドカップ、EURO2012出場などを経験してきた。しかし、2021年6月に行われたEURO2020の開幕節フィンランド代表戦で、試合途中に心停止状態となるアクシデントが発生。一命は取り留めたものの、植え込み型除細動器(ICD)の装着手術を受け、当時所属していたインテルではリーグの規定によりプレー続行が不可能となった。
しかし、エリクセンは再びピッチに立つことを諦めず、2022年2月にブレントフォードで公式戦再出場を飾る。同クラブのプレミアリーグでの躍進に貢献し、同年3月にデンマーク代表へ復帰。同年夏からマンチェスター・Uでプレーしており、同年冬には自身3度目となるW杯出場を果たした。
その後もデンマーク代表のレギュラーとして活躍し続けているエリクセン。14日に行われたEURO2024予選グループH第7節のカザフスタン戦で先発出場を果たし、代表通算125キャップに到達した。絶妙のアウトサイドキックでロベルト・スコフの得点をお膳立てするなど、全3ゴールに絡む活躍で3-1の勝利に貢献した。
Eriksen's assist 🤤#EQskills || @HisenseSports pic.twitter.com/mlhf1UbXPX
— UEFA EURO 2024 (@EURO2024) October 14, 2023
なお、EURO2020で率先してエリクセンの救命活動に当たりUEFA会長賞を受賞したDFシモン・ケアー(ミラン)も、カザフスタン戦で偉業を達成。代表通算129キャップ目となり、“ダニッシュ・ダイナマイト”の伝説的GKピーター・シュマイケル氏の歴代最多出場記録に並んだ。
▼デンマーク代表 出場試合数ランキング
1位 ピーター・シュマイケル(129)
1位 シモン・ケアー(129)※現役
3位 デニス・ロンメダール(126)
4位 クリスティアン・エリクセン(125)※現役
5位 ヨン・ダール・トマソン(112)
125 kampe for Danmark 🇩🇰
Tillykke @ChrisEriksen8
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— Fodboldlandsholdene 🇩🇰 (@dbulandshold) October 14, 2023
By サッカーキング編集部
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