EURO2024予選第8節(オーストリア代表のみ撮影は過去のもの) [写真]=Getty Images、Icon Sport via Getty Images、Anadolu via Getty Images
EURO2024予選第8節の7試合が15日に各地で行われた。
グループBでは、2位のギリシャ代表と3位のオランダ代表が対戦した。試合はヴァウト・ヴェグホルストのPK失敗などもあって両者均衡を破れず、スコアレスで終盤に突入したものの、試合終了間際にオランダ代表がPKを獲得。キャプテンのフィルジル・ファン・ダイクがきっちりと決め、これが決勝点となった。1-0で勝利したオランダ代表は消化試合数がギリシャ代表より1試合少ないが、勝ち点「12」で並んだだけでなく、直接対決の成績を踏まえて2位に浮上。敗れたギリシャ代表は、最終節のフランス代表戦を勝利しても、突破できるか否かはオランダ代表の残り2試合の結果次第となり、本大会出場に向けて窮地に立たされた。
グループFでは、オーストリア代表がアゼルバイジャン代表の本拠地に乗り込んだ。試合は後半立ち上がりの48分にマルセル・サビツァーがPKを決め、オーストリア代表が1-0で勝利。この結果、前節突破を決めたベルギー代表に続いて、オーストリア代表も本大会行きの切符を掴んだ。オーストリア代表は3大会連続4度目のEURO本大会出場となる。
グループFもう一方の試合、ベルギー代表とスウェーデン代表の一戦は、15分にカウンターを1人で完結させたヴィクトル・ギェケレシュのゴールでスウェーデン代表が先手を取ったものの、31分にはロメル・ルカクがPKを決めてベルギー代表が試合を振り出しに戻す。1-1でハーフタイムに突入したが、試合会場のブリュッセルでテロ攻撃の疑いがある事件が発生したことを受け、両チームおよび地元警察当局との協議の結果、ここで試合は中止となった。なお、再開日程などの詳細は追って伝えられる予定だ。
グループJではここまで7戦全勝と力の差を見せつけているポルトガル代表が、敵地でボスニア・ヘルツェゴビナ代表と対戦した。試合は5分にクリスティアーノ・ロナウドがPKを成功させて先手を取ると、ここから圧巻のゴールショーを披露。20分にC・ロナウド、25分にブルーノ・フェルナンデス、32分にジョアン・カンセロ、41分にジョアン・フェリックスがゴールを決め、前半だけで5点をリードした。後半に得点は生まれなかったものの、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表に付け入る隙を与えず、ポルトガル代表が無傷の8連勝を記録した。
今節の試合結果と順位表は下記の通り。
■試合結果
▼グループB
ギリシャ 0-1 オランダ
ジブラルタル 0-4 アイルランド
▼グループF
ベルギー 1-1 スウェーデン※前半のみで試合中止
アゼルバイジャン 0-1 オーストリア
▼グループJ
アイスランド 4-0 リヒテンシュタイン
ボスニア・ヘルツェゴビナ 0-5 ポルトガル
ルクセンブルク 0-1 スロバキア
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
▼グループB
1位 フランス(18/+12)※6試合消化
2位 オランダ(12/+3)※6試合消化
3位 ギリシャ(12/+6)※7試合消化
4位 アイルランド(6/0)※7試合消化
5位 ジブラルタル(0/-21)※6試合消化
▼グループF
1位 ベルギー(16/+13)※6試合消化
2位 オーストリア(16/+8)※7試合消化
3位 スウェーデン(6/+3)※5試合消化
4位 アゼルバイジャン(4/-8)※6試合消化
5位 エストニア(1/-16)※6試合消化
▼グループJ
1位 ポルトガル(24/+30)
2位 スロバキア(16/+6)
3位 ルクセンブルク(11/-10)
4位 アイスランド(10/+5)
5位 ボスニア・ヘルツェゴビナ(9/-7)
6位 リヒテンシュタイン(0/-24)
※全チームが8試合消化
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト