リヴァプール時代を回顧したチェンバレン [写真]=Getty Images
昨季限りでリヴァプールを退団し、ベシクタシュ(トルコ)に移籍した元イングランド代表MFアレックス・オックスレイド・チェンバレンが、リヴァプール退団の経緯を語った。20日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
6年間在籍したリヴァプールを去り、新天地を求めたチェンバレン。昨季は公式戦13試合で1ゴールという成績にとどまっており、プレミアリーグにおけるホーム最終戦となった今年5月20日の第37節アストン・ヴィラ戦では、試合終了後にチェンバレンを含む4名(チェンバレンのほかにロベルト・フィルミーノ、ジェームズ・ミルナー、ナビ・ケイタ)のための退団セレモニーが行われた。
だが、『デイリー・メール』によると、チェンバレンとリヴァプールの別れには、盛大な退団セレモニーの雰囲気とは異なる部分もあった模様だ。
「新契約を結ばないと明確に言われたことはなかったんだ。ヴィラ戦の3日前、公式声明が発表される直前に『君とミリー(ミルナー)、ボビー(フィルミーノ)、ナビー(ケイタ)が退団することになった』と突然言われた。僕は『ああ、分かったよ。ありがとう』と返事をした。公式な接触は何もなかったんだ」
チェンバレンは「試合だってそう。良いことであれ悪いことであれ、流れるように進んでいくんだ」と語る一方、「ただ、あのようなコミュニケーション不足は……少し意外だったけどね」と無念さもにじませた。
ただ、チェンバレンはリヴァプール時代に概ね良い印象を抱いているようで、「最悪の終わり方だったとも思っていない」とコメント。「結局のところ、クラブはどんな選手よりも大きい存在なんだ」と納得している様子だ。また、チェンバレンは特にユルゲン・クロップ監督との関係性が良好だった点を強調している。
「仲違いとか、そういったことはなかったね。監督として、試合に出場したいという全選手の要求に応えるのは簡単ではない。それは理解しているよ。でも、僕はベンチに座っていた時でさえ彼のフットボールを楽しんでいた」
By サッカーキング編集部
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