アーセナル時代のA・ソング [写真]=Getty Images
元カメルーン代表MFアレクサンドル・ソングが14日に自身の公式Instagram(@17alexsong)を更新し、現役引退を表明した。
1987年9月9日生まれで現在36歳のA・ソングは2004年夏にバスティアのトップチームへ昇格し、翌年夏にアーセナルへ完全移籍で加入。チャールトンへのレンタル移籍を経験した後、2008-09シーズンから守備的MFの主力に定着した。強靭なフィジカルを武器にアーセン・ヴェンゲル監督率いるチームの中盤の底に君臨し、約7シーズンの在籍で公式戦通算204試合出場10ゴール23アシストという成績を残した。
2012年夏にはバルセロナへの完全移籍を決断。在籍した2年間で公式戦通算65試合出場1ゴール2アシストという成績を残すも、元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ(現:インテル・マイアミ)らがアンカーの主軸を務めていた同クラブでスタメンに定着することはできず。ウェストハムへの2年間のレンタル移籍を経て、2016年夏にロシアのルビン・カザンへフリーで加入。その後はスイスのFCシオンやジブチのASアルタ・ソーラー7でプレーしていた。
また、2008年1月にデビューを飾ったカメルーン代表では国際Aマッチ通算47試合に出場。FIFAワールドカップにも2010年の南アフリカ大会と2014年のブラジル大会の合計2度出場した。
36歳でピッチに別れを告げることとなったA・ソングは、自身の公式Instagramにてつぎのようなコメントを発表している。
「スパイクを脱ぐ時が来てしまったのは非常に残念だ。ヤウンデで靴も履かず、硬い砂利の上で遊んでいた幼き頃に始まった旅は、僕に成功するための強さと勇気を与えてくれた。フランスに移り、バスティアでプレーしていた時には奇跡を起こしたと思った。しかし、それは始まりにすぎず、僕の旅はアーセナルとバルセロナという2つの偉大なクラブへと続いた。妻、子供たち、家族、友人、エージェント、コーチ、そしてチームメイト全員がこれまでずっと僕を助けてくれた。彼らには永遠に感謝している」
「もちろん、チャールトン、ウェストハム、ルビン・カザン、FCシオン、ASアルタ・ソーラー7も常に僕の心の中に残り続けるだろう。(アンダー世代と合わせて)60回も祖国を代表する栄誉を得られたことは、僕にとって大きな誇りだ。永遠に残る素晴らしい思い出がたくさんできて、僕はとても恵まれていると思う」
「最後に、これまで僕を応援し続けてくれたファンのみんなに感謝したい。すべてを宝物にしたいと思う。近いうちにみんなとまた会えることを楽しみにしている。アレックス」
By サッカーキング編集部
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