先制点を決めたブルーノ・フェルナンデス(中央) [写真]=Getty Images
EURO2024予選・グループJ第10節が19日に行われ、ポルトガル代表とアイスランド代表が対戦した。
グループJではここまでポルトガル代表が9戦全勝で首位を独走。6勝1分2敗のスロバキア代表を抑えて、既に首位での予選突破を確定させている。今節は10戦全勝を達成すべく、ホームにアイスランド代表を迎える。アイスランド代表は3勝1分5敗の勝ち点「10」で既に本大会ストレートインの道は経たれているが、他会場の結果によりプレーオフに進む可能性が残されている。前節終了時点では、2022-23シーズンのUEFAネーションズリーグの成績に基づいて決められるプレーオフの枠に入っており、予選最終戦を白星で飾ってプレーオフへの弾みをつけたいところだ。
試合は立ち上がりこそ両チームがチャンスを作り出したものの、時間の経過とともにポルトガル代表がゴールに迫る回数を増やしていく。クリスティアーノ・ロナウドやジョアン・フェリックスを中心にフィニッシュまで持ち込むシーンを作ると、37分にはスコアを動かすことに成功。ピッチ中央付近でルーズボールを回収したルベン・ディアスが斜めの方向へパスをつけると、待っていたブルーノ・フェルナンデスが右サイドへ繋ぐ。ベルナルド・シルヴァからのリターンパスがB・フェルナンデスに渡ると、強烈な右足シュートを叩き込んだ。B・フェルナンデスの見事な一撃により、ポルトガル代表が先手を取ってハーフタイムに突入した。
後半に入ると66分、ポルトガル代表は左サイドでボールを持ったラファエル・ゲレイロがペナルティエリア左までボールを持ち運ぶと、リカルド・オルタを経由して前を向いたJ・フェリックスが右足を振り抜く。この一撃はGKに弾かれたものの、こぼれ球にC・ロナウドが詰める。再びGKハーコン・ヴァルディマルソンが素晴らしい反応を見せたが、今度はR・オルタがこぼれ球を押し込んだ。62分からピッチに立ったR・オルタの得点でポルトガル代表がリードを広げた。
試合はこのままタイムアップ。ポルトガル代表がグループステージで10試合全勝という快挙を達成した。一方のアイスランド代表は2連敗を喫してグループステージ全日程が終了。全日程終了後にプレーオフに進むことができれば、再び本大会出場権を目指した戦いに身を置くこととなる。
【スコア】
ポルトガル代表 2-0 アイスランド代表
【得点者】
1-0 37分 ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル代表)
2-0 66分 リカルド・オルタ(ポルトガル代表)
By サッカーキング編集部
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