ECL初ゴールを決めた金子拓郎（中央） [写真]＝Getty Images
ディナモ・ザグレブ（クロアチア）に所属している金子拓郎が、11月30日に行われたヨーロッパカンファレンスリーグ（ECL）・グループC第5節のアスタナ（カザフスタン）戦で大会初ゴールを挙げた。
4試合を消化した段階で1勝3敗、グループ最下位に沈むディナモ・ザグレブは、1勝1分2敗で3位につけるアスタナと敵地で対戦した。金子はECLで2試合連続のスタメン出場。右サイドの2列目で先発に名を連ねた。
試合は11分、ディナモ・ザグレブはPKのピンチを迎えるも、デンボ・ダルボエの放ったシュートはGKダニエル・ザゴラクがファインセーブ。前半をスコアレスで終えると、後半立ち上がりの48分にはゴール前でこぼれ球を拾ったガブリエル・ヴィドヴィッチが右足で先制ゴールを沈めた。
1点を追いかけるアスタナは73分にドゥシャン・ヨヴァンチッチが2枚目のイエローカードで退場処分に。ディナモ・ザグレブが数的優位となった中、79分には金子が大仕事をやってのけた。ディナモ・ザグレブの右からのコーナーキックはペナルティエリア内で跳ね返されたものの、クリアが短くなってボックス内にこぼれたボールに金子が反応。迷いなくダイレクトで左足を振り抜くと、強烈な一撃が右ポストを叩いてゴールに吸い込まれた。
今年の7月に北海道コンサドーレ札幌からディナモ・ザグレブに期限付き移籍加入した金子にとって、これが今季公式戦での3ゴール目。ECLでは初の得点を記録した。
試合はこのままタイムアップ。金子はフル出場を果たした。この勝利と他会場の結果により、ディナモ・ザグレブはグループCの2位に浮上。12月14日にホームで行われるバルカニ（コソボ）戦を勝利すれば無条件でグループ突破が確定する。引き分け以下で終えた場合も、他会場の結果次第では決勝トーナメント進出が可能だ。
【得点者】
0－1 48分 ガブリエル・ヴィドヴィッチ（ディナモ・ザグレブ）
0－2 79分 金子拓郎（ディナモ・ザグレブ）
By サッカーキング編集部
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