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セルティック、終盤の2失点で今季リーグ戦初黒星…岩田智輝は2戦連続の先発、古橋亨梧は途中出場

2023.12.10

セルティックに所属している岩田智輝(左)、古橋亨梧(右) [写真]=Getty Images

 スコティッシュ・プレミアシップ第17節が10日に行われ、セルティックとキルマーノックが対戦した。

 今季もスコティッシュ・プレミアシップで首位を独走しているセルティック。チャンピオンズリーグ(CL)ではグループEを最下位で終えることが決まってしまったが、スコティッシュ・プレミアシップではここまで13勝3分と無敗で駆け抜けており、ライバルの2位レンジャーズに勝ち点差「8」をつけている。3連勝を目指す今節は敵地でキルマーノックと激突。セルティック岩田智輝は2試合連続の先発に名を連ねた一方、古橋亨梧は2試合連続でベンチスタートに。負傷中の旗手怜央と前田大然、さらに小林友希はメンバーから外れた。

 試合は立ち上がりからセルティックのペースで進行。5分には敵陣中央でクリアボールを拾った岩田が自らスペースを持ち運び、右へ繋ぐと、待っていたマット・オライリーが左足を振り抜く。狙い澄ましたミドルシュートは枠を捉えたが、シュートはGKに阻まれた。

 その後もセルティックが数多くのチャンスを作り、古橋に代わって最前線に入ったオ・ヒョンギュやルイス・パルマが度々ゴールを脅かすものの、こじ開けることはできない。すると32分、キルマーノックに決定機が到来。敵陣左サイドで前を向いたマシュー・ケネディが右足でクロスボールを送ると、ファーサイドからフリーで走り込んだダニエル・アームストロングがダイレクトで合わせたが、シュートはクロスバーに嫌われた。

 その直後、今度はセルティックがチャンスを作る。33分、敵陣右サイドで岩田からのパスを受けたアリスター・ジョンストンがドリブルで中央へ侵入。横へ繋ぐと、パスを受けたカラム・マクレガーは切り返しで寄せてきた相手を振り切り、右足でミドルシュートを放つ。ここはGKに弾き出されたが、こぼれ球に詰めていたオライリーがダイレクトで押し込んだ。セルティックが先制に成功している。

 終盤にはピンチを迎える場面もあったが、守備陣の体を張った守備により無失点で前半は終了。後半に入ると、ホームチームのキルマーノックが敵陣へ押し込む時間を増やす。75分、自陣からのパスを引き出したマーリー・ワトキンスが右サイドへスルーパスを送ると、駆け上がってきたブラッドリー・ライオンズがグラウンダーのクロスボールを供給。このボールがオウンゴールを誘発し、キルマーノックが試合を振り出しに戻した。

 追い付かれたセルティックは失点直後、アンカーの位置に入っていた岩田に代えて古橋を投入し、攻撃的な布陣にシフト。しかし、押し込みながらもなかなか決定的な場面を作れずにいると、87分にはキルマーノックがカウンターで反撃。右サイドから中央へ持ち運んだアームストロングがスルーパスを通すと、抜け出したケネディは飛び出してきたGKジョー・ハートの位置を見てダイレクトで流し込む。土壇場でキルマーノックが逆転に成功した。

 後半アディショナルタイムの8分間はセルティックが同点を目指して前に出たものの、得点を挙げるには至らず、試合はこのままタイムアップ。セルティックは今季初黒星を喫した。今節を既に消化したレンジャーズは白星を飾ったため、勝ち点差は「5」に縮まっている。

 この後、セルティックは13日にCLの最終戦で上田綺世が所属しているフェイエノールトをホームに迎える。次節のスコティッシュ・プレミアシップは16日に行われ、セルティックはホームで小田裕太郎と田川亨介が在籍するハーツと、キルマーノックは敵地でリヴィングストンと、それぞれ対戦予定だ。

【スコア】
キルマーノック 2-1 セルティック

【得点者】
0-1 33分 マット・オライリー(セルティック
1-1 75分 ナサニエル・フィリップス(OG/キルマーノック)
2-1 88分 マシュー・ケネディ(キルマーノック)

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By サッカーキング編集部

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