常に“記憶に残る選手”だったフェライニが現役引退 [写真]=Getty Images
3日、元ベルギー代表MFマルアン・フェライニが自身のインスタグラムで現役引退を発表した。
フェライニは、インスタグラムに「18年間のキャリアを経て、現役引退することを発表するためにこの投稿を書いている」と綴り、次のように続けた。
「なんて素晴らしい旅路だったんだろう! 大好きなスポーツを最高のレベルでプレーできたことに心から感謝している。ベルギーではスタンダール・リエージュ、イングランドではエヴァートンにマンチェスター・ユナイテッド、中国では山東魯能に所属できたことを誇りに思う。2008年のオリンピック、EURO2016、2014年と2018年のワールドカップでベルギー代表としてプレーできたことは光栄だ」
現在36歳のフェライニは、2006年に母国ベルギーの“名門”スタンダール・リエージュでプロデビュー。その後、活躍の場をプレミアリーグに移し、エヴァートンやマンチェスター・ユナイテッドで活躍した。2019年には、中国スーパーリーグに所属する山東魯能に完全移籍。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ではJリーグ勢とも対戦した。
クラブレベルでは公式戦通算580試合に出場して118ゴール59アシストを記録。ベルギー代表では通算87試合に出場して18ゴール4アシストを記録している。FIFAワールドカップ(W杯)ロシア2018では、決勝トーナメント・ラウンド16で日本代表と対戦。ベルギー代表が1-2と1点ビハインドの状況だった74分にヘディングで同点ゴールを決め、同国代表の逆転勝利に大きく貢献した。“ロストフの14秒”でも知られるこの試合で、フェライニは194cmの長身を生かしたプレーで日本代表の前に立ちはだかり、常に驚異的な存在となっていた。
印象的なアフロヘアがトレードマークだったフェライニ。18年間におよぶ長いキャリアに終止符を打った。
By サッカーキング編集部
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