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“宿敵”に抜かれて首位陥落のセルティック…OBが指揮官に苦言「彼が成長させた選手は1人も思い浮かばない」

2024.02.19

セルティックの指揮官を務めるロジャーズ監督 [写真]=Getty Images

 スコティッシュ・プレミアシップで2位に転落したセルティックに、かつて同クラブで活躍した元イングランド代表FWクリス・サットン氏が苦言を呈した。19日、イギリスメディア『スカイ』がコメントを伝えている。

 17日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第26節のキルマーノック戦を1-1のドローで終えたセルティック。日本代表FW古橋亨梧の今シーズン公式戦13ゴール目で先制したセルティックだったが、後半アディショナルタイムに痛恨の同点弾を被弾し、翌日に行われるレンジャースの試合結果次第で首位から陥落する危機に直面していた。そんななか、レンジャースは18日に行こなわれたセント・ジョンストン戦を3-0の勝利で飾り3ポイントを獲得。勝ち点を「64」に積み上げ首位に浮上した一方、セルティックは2位へと転落した。

 現在、セルティックは2シーズン連続でリーグ優勝を達成しているものの、今節の結果で3連覇へ向けた黄色信号が点灯。“宿敵”から勝ち点差「2」をつけられた古巣に対しサットン氏は、「セルティックはシーズンを通して平均的に好調だった」と安定したパフォーマンスを披露していたことを認めつつ、キルマーノック戦までの直近9試合で8勝を挙げていた同クラブに、「勝利は亀裂を隠している」とコメント。「パフォーマンスは今ひとつ。今シーズンのセルティックは良いチームではない」と苦言を呈している。

 また、指揮官であるブレンダン・ロジャーズ監督については、「みんなが理事会や契約について話し、この瞬間が長い時間をかけて作られたものである」と説明したものの、「責任を取らなければならない」と発言。「今シーズン、セルティックで彼が成長させた選手は1人も思い浮かばない」と厳しい言葉を並べながらロジャーズ監督を批判した。

 しかし、タイトル争いについては、「どう考えてもまだ終わったわけではない」と主張。指揮官に対しても、「長年にわたって彼が優れた監督であると証明してきたことを私たちは知っている」と述べながら、「彼は再びそれをしなければならないだろう」と最後にはエールを送っている。

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By サッカーキング編集部

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