加入後初のハットトリックでセルティックをカップ戦準決勝へ導いた前田 [写真]=Getty Images
スコティッシュ・カップ準々決勝が10日に行われ、セルティックはリヴィングストンを4-2で破った。同試合で、セルティックに所属する日本代表FW前田大然はハットトリックを達成。試合後、クラブ公式チャンネル『セルティックTV』のインタビューに応じた。
試合は立ち上がりの7分、敵陣右サイドから中央へ持ち運んだドイツ人FWニコラス・キューンが左足で浮き球のボールを送ると、相手の背中から裏のスペースへ飛び出した前田が、胸トラップから右足でシュートを沈める。セルティックは直後の12分に追いつかれたものの、22分にはデンマーク代表MFマット・オライリーが放ったシュートのこぼれ球を前田が頭で押し込んだ。後半に入るとセルティックは54分に再び同点ゴールを許したが、86分にはボックス右のスペースへ飛び出したMF岩田智輝の折り返しを前田が合わせ、土壇場で再び勝ち越しに成功。後半アディショナルタイムには途中出場の古橋亨梧がトドメを刺す4点目を決め、セルティックが準決勝へと駒を進めた。
前田はセルティック加入後初のハットトリックを達成するという、センセーショナルな活躍を披露。試合後のインタビューではハットトリックへの喜びを露わにするかと思われたが、「まずはチームが勝てたことが何よりも大切なので、それに貢献できて良かったなと思います」と“チームファースト”の姿勢を貫いた。
また、前田にとって、リヴィングストン戦はセルティックでの公式戦通算100試合目の出場という節目の試合だった。インタビューではそのことにも話が及んだが、「しっかりと積み上げてきたからこそ100試合出ることができたので、これからももっと試合数を重ねていって、チームに貢献できるようにしたいなと思います」と語った。
この後、セルティックは16日に次節のスコティッシュ・プレミアシップでセント・ジョンストンをホームに迎える。
By サッカーキング編集部
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