鈴木唯人は2ゴールで勝利の原動力に [写真]=FrontZoneSport via Getty Images
ブレンビーに所属しているU-23日本代表MF鈴木唯人が、現地時間21日に行われたデンマーク・スーペルリーガ上位ラウンド第4節ミッティラン戦で2ゴールを挙げた。
現在、シーズン佳境に差し掛かったデンマーク・スーペルリーガは、上位6チームによる上位ラウンドの戦いが開催されている。レギュラーシーズンの勝ち点がそのまま持ち越される形で争われるなか、レギュラーシーズンを首位ミッティランとポイント差「1」の2位で終えたブレンビー。上位ラウンドに突入してから1勝2分という成績を残しており、今節は試合前の段階で勝ち点が「52」で並んでいたミッティランとホームで激突した。
AFC U23アジアカップ カタール2024を戦うU-23日本代表には合流せず、ブレンビーに残って活躍を続ける鈴木は、上位ラウンドでここまで3試合連続の4アシストを記録。チームの総得点「5」のうち4ゴールに関与するなど好調をキープし、ミッティラン戦でも2シャドーの一角で先発に名を連ねた。
試合は序盤の10分、高い位置でのボール奪取から、ペナルティエリア手前でニコライ・ヴァリスからのパスを引き取った鈴木が、左足でコントロールショットを叩き込み、ブレンビーが先手を取る。1点リードで迎えた36分には、敵陣中央で発生したルーズボールに鈴木が反応。相手との競り合いのなかで1度は倒れそうになったものの、なんとか粘ってボールを持ち出すと、迷わず左足を振り抜き、狙い澄ました一撃でゴールネットを揺らした。
ブレンビーは後半にコーナーキックからマッツ・ベック・セーレンセンに1点を返されたものの、このままリードを守り切り、2-1でタイムアップ。鈴木の2ゴールが勝利を呼び込み、ブレンビーが“6ポインター”を制した。なお、鈴木はこの試合で、上位ラウンド突入後初のフル出場。今季公式戦でのゴール数を「9」、レギュラーシーズンも含めたデンマーク・スーペルリーガでの得点数を「7」に伸ばした。
この勝利により、ブレンビーは単独首位に浮上。ミッティランとの勝ち点差を「3」に広げた。次節、ブレンビーは28日に4位のノアシェランと、ミッティランは29日に6位のシケルボーと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ブレンビー 2-1 ミッティラン
【得点者】
1-0 10分 鈴木唯人(ブレンビー)
2-0 36分 鈴木唯人(ブレンビー)
2-1 56分 マッツ・ベック・セーレンセン(ミッティラン)
By サッカーキング編集部
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